SEOを商売にする企業の本質,どう使う?SEO会社

SEOコンサルティング・ソリューションサービス提供社のビジネスモデルⅡ

2013年06月15日 ネズミ1号:略称「T」
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ページランクは、記事による人気投票という仕組みが基本

マット・カッツも言及していますが、「ページランクは、記事による人気投票だ」とGoogleは位置づけています。ページランクが記事による投票行為ということは、ブラックハットな手法は、選挙で不正をはたらいて、資格の無いページを当選させる事と言い換える事ができます。実際の選挙ではバラマキといわれるようなお金を包んで「投票してね」といった行為が一般的ですが、検索エンジンの投票では、「お金を払ってリンクを張ってね」ということになります。



SEOコンサルティング・ソリューションサービス提供社のビジネスモデル=人気投票で色をつけること。SEO会社が売れるものはこれしかない。

現在のGoogleはページランクが主たるアルゴリズムとなっているのでSEO会社が売れるものはバックリンクに関連するものしかないのです。
ペンギンやパンダは、わかりやすく言うと、

1.不正な人気投票を取り締まる

2.当選した人(ページ)が本当にふさわしい人(ページ)なのか?
 (学歴詐称とかないか?)を取り締まる

この2つの要素を取り締まる為のモノに過ぎないんです。どうでしょう?もう皆さんもう本質がわかりましたでしょうか?

確かに、Webに関してはサーバー知識(IPやネットワーク等の知識も含む)やハイパーテキストによるフロントエンドに関するコーディング知識から、唯一の検索サービス提供社となったGoogleの技術的なルールをはじめとしたテクニカルな知識まで、ベースとして熟知してなければならない事は当然ですが、この部分は、実はコンサルティングという名で語れるチュートリアルにすぎないいんです。
昔は、ホームページ(サイト)を作る上でウェブマスターという呼ばれる人がいましたが、このマスターというのは、サーバー、ネットワーク、アプリケーション、フロントエンドまで全てについて知識を有する人が務めることが多かったようい思います。最近は、Web・インターネットが一般化されて、こうした知識などを持ち合わせない総合職の方々がWebに関わることが多くなりました。そういう意味でも、昔では当たり前であったことが、SEO会社などによる「コンサルティング」より昔は一般的だった知識の切り売りがされるようになったと言えます。
要するにWebやITに携わる文化系の人が増えて行く中で、こうしたマーケットが生まれたのは時代の求めに応じたと言えるかもしれません。

で、結局、何ででお金を儲けるか?皆さん想像してみましょう。
コンサルティングだけのビジネスモデルですと、人手が必要なモデルなので、「優秀な人の頭数」✕「コンサルティング時間」しか稼げません。
そんな企業上場できませんよね。ならどうするか、
コンサルティングして検索エンジンについて知見教えこんで、リンクがいかに重要か認識させ、毎月フィーをいただきながらあの手この手で有料リンクを商品として売りつける。これだと儲かりそうだと思いませんか?
さらに付け加えると、「結果がわからないものにMGを払うのは...」と言うお客さんもいるので、成果報酬ということで、自社の手柄かどうかわからないが、順位さえ上がれば万毎月黙っていても数百万円もらうといったモデルはもっとおいしいそうですね。それからどういったリンクを貼り付けたのかは「企業秘密な部分もあるので、全部開示することはできません」と契約書に謳っておけばあとからトラブルが起きても万全です。

さぁどうでしょうか。「沢山販売できる数名の営業マン」✕「商材・ソリューションメニュー数」という収益モデルがSEO会社の本質であると言う事がご理解できましたでしょうか?多少この見解には私の個人的な見方が入っているので人によっては言いすぎだとかご意見あるかもしれませんが、おおむねこのようなイメージで捉えていただいてもよろしいかと考えています。

これまでのSEO会社の本質とは、
「検索エンジンに対する知識提供」と「具体的対策としてリンクを売る」の2つのみ

ここまでお読み頂いた方は、もうお分かりでしょうか?これがSEO会社の本質だと理解してください。ただし、これは今のところの話です。人気投票のシグナルが記事からのリンクからソーシャル内でのレピュテーション、果ては、ネットワーク上でのレピュテーションへと切り替わるようでしたらまた別の売りモノが開発されるのも想像できますね。

そしてGoogleもそうした売りモノをお金で購入して純粋無垢であるべき人気投票について不正が開発されたなら、益々厳しく取り締まるようになると容易に想像できます。

要はイタチごっこなのですが、仮に、スピードと直近の収益の事を優先して人気投票で不正操作をするとどうなるか。Googleが健全な収益企業として存在する限り早かれ遅かれ不正はバレます。ということは「今」は良くても、いずれペナルティを受けてサーチリザルトからサイトが消えてなくなるということです。

自分が担当している間にたまたま運が良くても次の担当者に移った途端にアルゴリズム変更があり、不正が暴かれる。
こんなことが今までの流れだったのではないでしょうか?

皆さんこの本質を理解し、外部企業とどううまく付き合うかじっくり考えてみてください。

当コーナーではこれかこうした問題定義を基に、SEO会社とどうつきあうか?さまざまな事例を踏まえ最新の動向などもお伝え予定ですので、是非参考にしてください。

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