SearchEngineLand:久々の投稿となりますが、SearchMetricsから2014年度版のランキングファクタースタディがリリースされていたのでサマリを紹介させていただきます。今年度は100ページも及ぶ大作となっているそうです。業界の方ですと既に御目通しのこととは思いますが、要点を搔い摘んで完結な内容でまとめてみました。というよりSearchEnginLandにサマリが載っていましたので紹介させていただきます。
SearchEngineLand:数週間前にペイデイローン2.0がっ!と話題になりましたが、先週あたりに3.0がローンチされたそうです。これで完全にスパミーなクエリーワードで検索してもSERPsで拾われることがなくなりそうですね。参照先の記事では、PayDayloans、casions、viagraなどといったQWが例に挙げられていますが、これらは海外では被害者がいろいろ出ている案件だったと記憶しています。
Googleマット・カッツさんのTwitterによると、先週末パンダ4.0ついてメジャーアップデートしたそうです。パンダは通常運用になったので、影響が出る時だけきちんとアナウンスするということでしたが、TWなのですねぇ..。もう一つがPayDayLoanと呼ばれるアダルトチックな検索ワードとか裏金融まがいのローンなど、本来Googleスパムチームとしてはあまり優先的に注力してこなかった領域のサイトやコンテンツだったと思います。今回こうした有害なサイトやページなどについてもしっかりコンテンツの中身をみてランキングするようになったということなのでしょう。
昨日はWallStreetJournalの記事でグーグルのデスクトップレベニューが減少に転じ、モバイルレベニューが急成長していることを紹介しましたが、数週間前から話題になっているSERPsの一部仕様変更について、ちょっと考察してみました。デスクトップのSERPsの変容ぶりばかりが注目されているようですが、モバイルを含めた今回の主な変更点を挙げてみますと..
- タイトルのアンダーラインアトリビュートが消え、33文字前後で省略される
- adword(ListingAD)部に「広告」ファビコンが表示させる
- 電話する、経路を見る、ウェブサイトを見る等のアプリファビコンが表示(スマホ・タブレット)
という感じでしょうか?
searchenginland:久々にEric氏の記事を目にしましたが、今日はGoogle Semantic Searchという本を題材に今後10年程度かけてセマンティックな文脈で検索がどう変わるのか分かり易く説明されていましたので紹介します。当サイトでも「MBAコースにGoogle Semantic Searchがカリキュラムとして登場!?」で当該本は紹介しましたが、恥ずかしながら時間の都合で私はまだ読めていません。一般論として現在垣間見ることができるセマンティックな検索については、荒っぽく言うとハミングバードなどによる検索意図の機械的な解釈精度の向上(対話型検索)やナレッジグラフに代表される膨大な構造化データ(執筆者や企業などのソーシャルプロファイルも含む)を意味付けしインデックスに生かすという2本立てという形で個人的には理解しておりますが、数年先を見越してこれからどうのように考えるといいか、そのヒントがEric氏の記事から多少なりとも見つかるかもしれません。
MattCuttsBlogより:昨年よりゲストブログやArticleDirectory、コメントなどを活用したリンクビルディングについてマット・カッツ氏よるいくつもの言及がなされており、SEOコンサルタント企業などでは、さまざまな対処法や事例などについて考察がなされています。最近では、2014/01/20にマット・カッツ氏のブログ上にあらためてこの件について「The decay and fall of guest blogging for SEO」と題したタイトルで記載がされているようですので、当サイトではゲストブログについて、どのようなパターンやストラテジーが存在し、またどういうことがNGであるのか整理してみました。
このたび、Googleがスマートフォン用のコンテンツをクロールするための新しいGooglebotユーザーエージェントを発表しました。
昨年、当ブログにおいてもスマートフォン用のユーザーエージェントが変更になった旨、お伝えさせていただきましたが、そちらからまた変更されるということです。
フィーチャーフォンとスマホのコンテンツに対して、これまでモバイル固有のGooglebot-Mobileのbotを稼働していましたが、それぞれの端末機能がかなり異なっており、一部サイトのスマホ向けコンテンツのインデックス登録やそれらのサイトがスマホ向けに最適化されていることを認識することが難しくなっていたことが挙げられています。
sroundtable.com:Google+で知りましたが、ウェブマスターガイドライン「link schemes」が微妙に更新されたようです。BarrySchwartz氏のブログによると、suzukikenichiさんのGoogle+の投稿で気づいたとの事ですが、よく見てみると、決して緩和されたという訳ではなく、正確な表現で適確な表現に改定されたというのが正しいのではと個人的には思いました。私も仕事柄、契約書や公官庁向けの書類やメディア向け資料など作成しますが、パブリックに公開するドキュメントの文言というのは捉え方によりさまざまな憶測を呼ぶため、より適切な表現に変更することが良くある事だと認識していますが、今回のLinkガイドラインの変更は、「明示する意図は以前通り変わらずより適確な表現に変更されただけである」という解釈が正しいのではないでしょうか?
socialmediatoday:ハミングバードについて、今更感があるかもしれませんが、簡単に言うと、検索意図をより文脈上から理解することで、より自然な検索ワードなどで適切な結果を提示しようとするものだと捉えていいと思います。今日は、利用者の検索意図をよりインテリジェントに解釈できるという流れに、サイト運用者やブロガーが対応して行く事で、今後SERPs上位にくるコンテンツの性質が変容するであろうと予言する面白い記事がありましたので紹介致します。
gawker:ステマまがいのリンクビルディング手法がゴーカーメディアによって暴露されました。ゴーカーメディアとは、ギズモードやライフハッカーなど有力なブログメディアを抱えるネットワークですが、ここの執筆者に赤裸々なリンク付き記事の執筆を依頼された内容が暴露されています。searchenginelandによると、この騒動に対してMattcuttsがTwitterでユーザーを欺くこうしたリンクビルディング手法について、今後こうした行為が判明した場合、多くのサイトやスパムリンクビルディングに協力した執筆者などに対し、それ相応のアクションを取ると宣言したそうです。