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ホワイトハット完全更正を促す新機能がウェブマスターツールに近く登場!?

2013年08月11日 ネズミ1号:略称「T」
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Manual WebSpam ViewerがWebmaster Toolsに登場!

Webmaster Central Blogにマット・カッツさん直々の投稿です。ここ数ヶ月の間に取られるであろうアクションの一つとしてマットカッツさんが述べていたImproved Webmaster Communicationがここに来てようやくベールを脱ぐようです。8月9日にUpdate予定だったようですが、ちょっとしたバグ(問題)があったので数日後に皆さんもWebmaster tool上でこのメニューが見られるようになるとの事です。このアップデートに合わせてWebmaster help VIDEOに週末にかけてマニュアルアクションメッセージが届いた時にどう改善すればいいのか、7本近くの説明ビデオがアップされていました。本日はこちらのサマリを紹介します。



検索トラフィックメニュー下にManual Action VIEWERメニューが登場

Googleでは大半のスパムはアルゴリズムによって対処されていて、手動で対応する比率は全体の2%近くだそうです。それだけ精度が高くなっているということですが、以前よりマット・カッツ氏による予告されていたこの手動アクションについてより有益なヒントを提供するメニューが登場するそうです。

ほとんどのサイト管理者の場合は、“No manual webspam actions found.”(マニュアルアクションは取られていません)と表示される事になりそうですが、Manua lAction Veiwerメニューでは以下のようなメッセージが見られるようになります。

この事例は、フォーラムコーナーなどに投稿されたUGCスパムの事例です。全ページでなくmattcutts.com/forum/配下一部のページだけ手動対策がとられた旨が明示されています。(Partial matheds)このメッセージを確認して、UGCスパムを処理し、再審査リクエストを送ることができるそうです。

再審査リクエストも一新?

再審査依頼メニュー上でもマニュアルアクションが取られたか確認できるメニューが追加されるようです。「ほとんどのケースがマニュアルアクションは取られていません。」と表示されることになるそうですが、新しい再審査リクエストについては、マニュアルアクションが取られたケースのみ送信できるようになるとのこと。これとは別に報告したいWebスパム問題を抱えている場合は、新しく登場するマニュアルアクションページから直接“レビュー依頼”というメニューから依頼することができるようです。

膨大な再審査リクエストを効率的に処理も!?

Googleによると、自動送信、マニュアル送信含め2012年度で述べ70万通近くのメッセージをサイト管理者に送ったそうです。その内明確に示しているわけではないですが、およそ2%ぐらいがマニュアルアクションによるものだったようです。簡単に計算すると1万4000件近く。365日で割ると1日38件程度です。要するに実際にマニュアルアクションが取られるケースはこの程度ということなのでしょうね。そこへ数十万近くの再審査リクエスト。それも、よく分からないが俺のサイト、私のサイトもマニュアルアクション取られてトラフィックが激減した!対策したので再審してください!と。。。実態としては、Google社内でも多くのリクエストが来たことで大部混乱したのかもしれませんね。

Manual Action Viewerでラベリングされるスパム種類についての解説ビデオも

Pure Spam

このケースはビジネスモデルとしてGoogleにばれるまでの間ブラックハットをやりまくっていたドメインやサイトのケースが多いそうです。クローキングやキーワードスタッッフィング、バックリンク、スニーキーリダイレクトなどあらゆるブラックな手法が取られているどうしようもないサイトだという警告。本来こういうホストについては、再審査リクエストする価値もないということですが、こうことを知らずに、サイトオーナが変わったり、ビジネス上マッチする中古ドメインを購入してしまったサイトオーナー救済という側面が強いそうです。ビデオの中で、このラベルがついている場合は、再審査は非常に難しいが、そういう事由をしっかり述べて、サイトがリニューアルされたことをアピールするとよいそうです。

リンクに関するラベル

こちらは数種類の意味合いがあるそうです。ほとんどのサイトでは、バックリンクなどでサイト全体がNGというわけではないそうです。
これはGoogleの長いリンクスパムの戦いの中で最近では、一部のコンテンツやコーナーなどが該当することあるようなのでその辺を改善してくださいというラベリングだそうです。
長目のビデオなのでポイントだけをまとめると、アドバトリアルや一部のコンテンツ担当などが特定のコンテンツなどリンクシンジケーションやウィジェットなと活用してプロモーションしたことがあるとか、競争相手から意図的によろしくないリンクを張られたりとそういうケースについての対処方法が説明されていました。

Unnatural links from your site

Unnatural links to site

Unnatural link to site - impact links

Hidden text , keyword stuffing

ヒドゥンテキストについて無茶振りしてますが、隣の人ネルソンさん?ちょっと緊張気味ですね。ヒドゥンテキストやキーワードスタッフィングどうすればいいか?
はいネルソンどうだね?あっ、、ハイ、簡潔にいうと全部削除すればOK..

User-generated spam

フォーラムなどの運用ページに注目を集めるためにスパミーなコメントを投稿するユーザーなどサイト運営者としてユーザーの不利益になるような投稿がないようにきちんと運営することが重要だそうです。このケースでは、このフォーラムのコメント欄は信用しないようにとか、このフォーラムのこの投稿のリンクは信用しないでという意味をこめて特定のパートをマニュアルでインデックスから削除するそうです。
マットさんのお勧め対策として、Captchaの採用や実名認証などを採用してスパマーが投稿できないようにするといいよと言っています。

Thin content with little,no added value

ドアウェイページやThin Affiliateページや、シンジケーションコンテンツ(記事などを他のサイトから収集した配信しているサイト)などページ単体として価値がないとはどういうことかについて説明されています。

※Manual Webspam Viewerのローンチに際する考察については、あくまでも当サイト独自の見方として執筆させていただきました。Google社の考えや戦略などを翻訳し、述べている訳ではないので、あくまでも参考意見としてお読みいただければ幸いです。

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