今日の質問は、マドリッドのクリスチャンからだ。「モバイルサイトではロードスピードは重要なランキング要因となりますか？例えばその他の内容がほぼ均衡している場合、ロードスピードが早い方がランキングが上になるとかやっぱりそいう判断になるのでしょうか？」
matt：はい。まずは、全ての条件が均衡しているサイトのケースについてページロードスピードをどう判断するかについてお答えしましょう。答えはYesです。ほぼ同じようなサイトやページだった場合、一方のサイトやページのロードスピードが極端に遅いなら、我々はロードスピードという指標を重視して、遅いサイトはやっぱり下位にランクインされるでしょう。
matt：一言にページのロードスピードといっても、コンマ何秒という単位のことから、また速度に影響を与える要素として回線速度の問題までさまざまな要素が考えられますね。じゃぁどうやって判断するかというと、例えば、アナタのサイトの近隣サイト（ここでは濁しているけど、同じようなホストサーバーやインフラ環境、少なくとも国単位や都市エリア圏というのかな）平均的な速度と比べて、ビリッケツレベルや相対的に比べて極端に遅い場合、そのサイト（あなたのサイトかもしれませんが）はページスピードを理由として低くランキングされるでしょう。
matt：クロスボーダーで展開するモバイルサイトの場合などではもっと複雑になると思うかもしれないけれど、質問の一番はじめのパート、”一般的にモバイルサイトは”という点でお答えすると、モバイルサイトの方がPCサイトよりページスピードというのは重視しているかな。
matt：だって皆さん胸に手を当てて考えてみてくださいよ。ほとんどの人はモバイル端末上でWebサイトを見る時、表示が遅いと結構ストレスたまりません？例えば、駅で電車を待っている間に天気予報やニュースをチェックしたい時や外出先でお店の情報をパッと探したい時とか、ページがいつまで経っても表示されないといやでしょ！
こうしたユーザー体験を回避すべく、モバイルページのロードスピードについて、あるサイトは相対的に極端に遅くないか、または妥当なのかときちんと相対的に比較、判断できるように工夫を重ねているんだ。
・・・国や地域によってスピードの人々が許容できる慣れはインフラ状況で違うだろうから、敢えて近隣エリアでそのページを表示させようとした時にと断っておきますが、その辺は勘弁ください。
ねずみ小僧：確かにモバイルサイトを見るユーザーエクスペリエンスとしてページ表示速度は重要なポイントですね。エリアや場所によってインフラ状況なんかもいろいろあるから、見られるだけでありがたい事もあれば、早く見れなければありがたくないエリアもあるのも事実。
山奥では、天気予報が何とか見られただけでも感動するけど、駅のホームなどで表示が遅い...という瞬間に私も他のサイトをみる努力をしてしまいます。
みなさん、モバイルサイトは極力軽くして、スクリプトバリバリで動作が遅くなるようなサイトは当面は避けた方いいかもしれませんね。ただ、Googleさんはレスポンシブルなサイトを推奨していますが、結構技術的なお話をすると、レイアウトを変える制御をブラウザ上で行うのってCPU負荷やメモリ負荷が増えて、インフラではなく、端末性能がモデレートなものだと逆に遅くなるんじゃないかなぁと思うこともありますが、実装方法という実務面についてもしっかり語って頂けましたら幸いです！
私的には表示速度の問題もさることながら、タップしてスクロールさせたり、スライドさせる時に動作が遅いサイトもストレスがたまりますねぇ。
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2013年08月22日 
