これからのSEO -実践篇-,ピックアップ

ウェブサイト運営もリアル店舗運営と変わることはない!

2014年11月26日 ネズミ2号:略称「M」
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子ネズミAさんによるコンテンツの価値についての考察

こんにちは。ネズミ小僧二号です。

子ネズミAさんは、従来自分が作っていたコンテンツ群を「土台コンテンツ」と位置付け、それだけではユーザーに対して提供するコンテンツとして十分ではないと考えたようです。「企画型コンテンツ」「最新性・更新性」の観点から提供するコンテンツに価値を見出しています。

たしかにこのような観点でコンテンツを開発できれば、提供する情報に幅ができそうですね。なぜそのような考えにいたったのか、その経緯について語ってもらいました。



第4回:基礎知識コンテンツだけでは、どうしてもサイトに愛着が沸かない

こんにちは。子ネズミAです。

ネズミ小僧二号さんとサイト運営やSEOのことについて、あれやこれやとお話しをしているうちに、「サイト運営もこれまで私が携わってきたリアル店舗となんら変わりはない!」と気付かされました。

お恥ずかしい話しですが、今まではウェブサイトをひとつ作ってはメンテナンスもせずに放置し、そして次のサイトの制作に着手と、何も考えずにその作業を延々と繰り返していました。

実店舗の現場で、第一線として働いていたときは、常にお店を良くしていこうと試行錯誤していたのに、ウェブサイトにいたっては量産することだけに意識が向かってしまい、「進化」という視点がごっそりと抜け落ちていました。

常に進化していくサイトを構築できなければ、いっときはアクセスが集まったとしても、時間とともに衰退の一途を辿ることも身を持って経験してきました。

サイトを作って手を入れないと徐々にアクセスが減少していき、ピーク時の半分以下に落ちていくことなんて日常茶飯事。それでも「これが当たり前なんだ」と自分に言い聞かせ、せっせせっせとサイトを生み出していました。

「ライバルサイトが次々に参入してくるジャンルではないのにおかしいな・・・」と心の中では思っていたのですが、省みることを一切せずに。

土台コンテンツ、企画型コンテンツ、更新性、3つの視点

私がこれまで作ってきたサイトは、あるテーマに関して基礎知識のようなコンテンツをまとめて公開していくというもの。つまり、「〇〇とは」や「〇〇の仕方」等の土台コンテンツであり、他のサイトにも多かれ少なかれ含まれているコンテンツ群です。

ネズミ小僧二号さんと話しをしていくうちに、長く生きていくサイトにしていくためには、これらのコンテンツの他にも、少なくとも「企画型コンテンツ」や「サイト更新性」の視点が重要なのではないかという仮説にたどりつきました。ここでいう企画型コンテンツとは、そのサイト独自の取組みや切り口のことであり、ライバルサイトと差別化できるコンテンツのことです。

「〇〇の仕方」などの記事を私が言う「土台コンテンツ」とした場合、「○○の達人になる!1ヵ月集中講座!」などが企画型コンテンツに当たります。

従来のサイトでは既知の情報をまとめるだけで完結していて、その後サイト自体を高みに上げていくための企画が何ひとつなかったのです。サイトに面白味が生まれないのも無理はありません。そのサイト独自の情報がないのですから・・・。

サイトの更新性とひと言でいいますが。

サイトの更新性とは情報のメンテナンスのことであり、公開した情報が古くならないように正確な情報に保たなければなりません。また定期的にコンテンツが追加されるサイトであれば、ユーザーもGoogleも手をかけて運営しているサイトであると認識してくれるでしょう。

それらの視点に加えて、「最新性・トレンド」といった視点でコンテンツが追加されるサイトは魅力的なサイトになるのではないかと考えました。つまり、「(自分が扱っているジャンルで)今、何が起きているのか?」という切り口です。

簡単にいうとテレビや新聞で取り上げられるニュースのようなことになるのですが、こういった情報がタイムリーに取り上げられているサイトって面白いと思ったのです。基礎知識のようなコンテンツだけで仕立てられたサイトでは、情報の鮮度が保てないために、ユーザーからすると、どのサイトを見ても同じようなサイトに映ってしまいます。

コンテンツ企画や更新性がアクセスを引っ張り上げる

私の経験上、土台コンテンツだけを入れてサイトを放置しておくと、次第に愛着の沸かないサイトになっていきます。

サイト運営もリアル店舗と同じように、オリジナルの企画や、メンテナンスや更新性を意識して常により良いサイトにしていかなければならないのではないか。そうすれば、ユーザーとの接点が自然と増えていき、土台コンテンツのアクセス数を維持でき、そしてさらに引き上げることも可能なのではないかと考えています。

ウェブサイトもリアルで運営する店舗もユーザーのことを考え、常に「進化」していくことが求められているんだなぁと改めて感じました。

ネズミ小僧二号より

リアル店舗を運営した経験をもつ子ネズミAさん。ウェブサイト運営による収益モデルに参入してからというもの、小規模サイトの量産という手法を得意としていました。自転車操業のようにサイト構築を繰り返していく中で、基礎知識コンテンツだけで構成されたサイトに限界を感じたようです。

「ウェブサイトの運営もリアル店舗の運営も一緒ではないですかね」という私のひと言から、子ネズミAさんは何かを悟ったようです。「ユーザーにもっと役に立つコンテンツが提供できるはずだ」と店舗運営と同じようにユーザーが求めている視点でウェブサイト上でコンテンツ・サービスを提供していこうと決心されました。

子ネズミAさんの考察のとおり、情報といってもいろいろな切り口がありますので、今後、自分色のサイトが出来上がっていくと愛着の沸くサイトができると思います。

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