こんにちは。ネズミ小僧二号です。
子ネズミAさんは自分で検索エンジンを使っているときに、「Googleはなぜこのページを上位表示しているのだろう?」と無意識に考えながら、情報を探しているとのこと。
複数のサイトを運営して、SEOを多少なりとも意識していると検索エンジンとの対話をしている方が多いように思います。
今回は、Googleのアルゴリズムの一種であるQDF(Query Deserves Freshness)の事例を目の当たりにして、そのときの検索体験を語ってくれました。
こんにちは。子ネズミAです。
先日、私が奇妙な検索行為をしていると知人に指摘されました。「なんで?」とよくよく聞いてみたところ、Googleで情報を検索するときに、「なぜこのような検索結果になっているのか?」を私がいつも考えているということでした。
たしかに、以前は知りたいことの答えにたどり着いたら、それで満足していました。
しかし、今は検索結果から自分が知りたい答えを探しながらも「なぜこの表示順なのだろう?」「Googleはどういった回答を表示したいと思っているのだろう?」と無意識に考えるようになっていたのです。
どうやらこの行為が知人にはおかしく映ったようです。このように検索エンジンと対話しているうちに、記事の情報鮮度、最新性がとても重要なファクターになるキーワードが存在するのではないかと実感した出来事がありました。
つい先日の出来事です。私が住んでいるところで大きな地震が発生しました。揺れが落ち着いてきたころに、「地名と地震」の複合ワードで検索をしました。そうしたら、Googleはあたかも当然かのように最新の地震情報を表示してくれました。これはまさしく私が知りたかったことでした。
また別の例ですが、ある調べ物をしたかったのでGoogleを使いました。調べ物は12月のイルミネーションのオススメスポットです。運営しているブログで紹介したいなぁと検索したのですが、2014年の人気イルミネーションスポットを紹介しているサイトが検索結果に表示されました。
2013年でも2015年でもなく、「2014年」の私が知りたい情報がドンズバで検索結果に出ているのです。私は迷うことなく2014年の日付が入っているサイトをクリックして、満足した検索体験を得ることができました。
そこでふと気がついたことは、私自身が無意識のうちに最新の情報を求めていたんだなということです。検索窓に入力したキーワードに「最新」「2014年」といったワードは入れていなかったのですが、Googleが私が潜在的に求めていることを先回りして表示してくれていたのです。
このことから、私の気付きとして、ユーザー自身が顕在化した言葉で検索していなかったとしても最新の情報を求めているという事実と、Googleも最新の鮮度が高い情報を優先的に表示しなければならないテーマ・トピックを把握しようとしていることです。
これはあとから、QDFというGoolgeのアルゴリズムのことだと知ったのですが、そのような言葉の定義より、実際に私が検索して体験したことで、身をもって検索者の意図とGoogleの解釈の双方の視点を持つということが、私のSEOスキルを高めるうえで重要なことなのではないかと考えています。
日々Googleの検索結果の精度が高まってきているのは皆さんも感じていることでしょう。こちらの知りたいことに対して、ジャストに回答してくれるケースが多くなりました。しかし、まだスパム的なサイトが上位表示されていたり、検索意図をずれて表示されているワード群が存在するのも事実。
Googleはまだ完璧な検索エンジンではないので、これからも改良を重ねていくでしょう。
そんな過渡期にSEOを行うには、やはりユーザーにもGoogleにもフレンドリーなサイト設計やコンテンツ提供が求められてくるのだと思います。
子ネズミBさんのように、自分の検索体験を振り返りながら、検索スキルを上げていくことはSEOスキルの向上にもつながると考えています。