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サイト企画・設計段階で明確なゴールを設定することの重要性

2015年01月25日 ネズミ2号:略称「M」
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こんにちは。ネズミ小僧二号です。

自社でUSPとなるサービスや商品を持っており、それらをウェブサイト上で紹介するような場合は、サイトのポジショニングは比較的立てやすいでしょう。

しかし、昨今流行っているオウンドメディアやアフィリエイトサイトなどは、しっかりとしたコンセプトがないとサイト構築段階で目的がブレてしまうことがあるかもしれません。

今日は、子ネズミAさんがサイト構築をしていく中で経験した「サイトコンセプト」について語ってもらいましょう。



私がサイトを運営してきた中で感じた「サイト設計の重要性」

こんにちは。子ネズミAです。

今回は、これまで私がサイトを運営してきた中で感じた「サイト設計の重要性」についてご紹介したいと思います。

私は企画段階でこれから作るサイトの全体設計を行うようにしています。具体的には対象テーマに対して、どのような情報をいかにしてまとめるか?というのを俯瞰して示すために1枚のマインドマップにまとめます。

以前、大規模のウェブサイトを構築していたときのことですが、サイト構築前の設計図とサイト構築中の設計図でサイトの目的がブレるのを経験しました。

薄々とは感じていましたが、「その原因はなぜか?」という問いに対する自分自身の答えが見えてきました。

サイト設計図だけではサイト構築時に方向性を見失ってしまう

以前まで私は、サイト構築前に作成するサイト設計図の役割は「市場分析」をカテゴリとキーワードを用いて整理していくことだと考えていました。つまり、市場のニーズを見極めてサイトコンテンツに落とし込むための展開図という位置づけです。

しかし、いざサイト構築のフェーズに入ると、リアルタイムで当該テーマに対する知識がどんどん増えていき、サイト構築前に作成した設計図だけでは、方向性を見失ってしまいどこに向かえばいいのか分からなくなってしまいました。

事前のリサーチが甘かったということもありますが、サイト着手前に全ての情報を網羅することは不可能ですし、実際にサイト構築に着手してから新たな情報が分かってくるということもあると思うのです。

その度に方向性を見失っていたのでは作業どころではないなぁというのが率直の感想でした。

サイトコンセプトの欠落が原因であった

このようにふわふわした感じでサイト構築を行っている時期がありましたが、同業者との勉強会やウェブサイト構築セミナーなどに参加し悩みを相談していく中で、このような状態に陥ってしまうのは「サイトコンセプトの欠落」が原因であるということが分かってきました。

サイトを構築することに目が向いてしまい、本来重要であるべき「サイトコンセプト」を疎かにしてしまっていたのですね。

それからというもの、私は「サイトのゴールを設定する」ことを何よりも重要視しています。

「サイトのゴール」とは、サイトのポリシー・目的・ポジショニングを含めます。自社(私)がなぜこのテーマに対しサイトを公開していくのか?その結果サイトに訪れた人にどうなってほしいのかを明確に打ち出すのです。

このゴールさえ明確に定まっていれば、サイト作成の途中に新たな情報が見つかったとしてもサイト設計に取り込むこともできますし、不要と判断すればバッサリと切り捨てることも可能となります。

まとめ

これまでのウェブサイト構築を通じて、最初から上手くいくことはないというのが率直な感想です。試行錯誤しながら、少しずつ改善していくというスタンスで進めてきました。

中でもこの「サイトコンセプト」の重要性については、以前から頭では分かっていたつもりでしたが、実際のサイト構築プロセスで欠落していたことを気付かされ、カラダで学んだことの一つです。

これからは「サイトのゴール」を明確にすることを強く意識してサイト企画、構築、運営を行っていきたいと考えています。

ネズミ小僧二号より

ウェブサイトの目的は会社や組織の思想と繋がりが強いものです。ウェブ担当者や一部の人間だけで決められるものではありません。

当然、サイト立ち上げ前の企画段階で、USPや思想を打ち出し、その方向性に沿ってサービスやコンテンツを提供していくことが望ましいでしょう。軸となるコンセプトがきっちりと決まっていれば、いざサイトを構築していく中で企画の取捨選択や優先順位付けが求められる状況でも適切な判断ができるようになります。

今回は子ネズミAさんが大規模サイトを構築していく中で直面した出来事を紹介してくれましたが、非常に示唆に富む事例で参考にすべき点があります。

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