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小規模サイトの運営から学んだ記事を外注化するときのポイント

2015年01月12日 ネズミ2号:略称「M」
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発注者側の心構えと仕組化が大切

こんにちは。ネズミ小僧二号です。

ウェブサイトを構築していく際に、外注スタッフを利用する方も多いことでしょう。最近ではクラウドソーシングが流行っていることもあり、スムーズに外部のライターさんに依頼できるようになってきました。

しかし、納品物を見て唖然としてしまったという経験をされる方も後を絶ちません。あまりに過度な期待感だけでは、うまくいくものもうまく行きません。発注者側の心構えや発注方法など、双方気持ちよく取引できるように仕組化していく必要があるのでしょう。

今回は子ネズミBさんが大規模サイト構築に向けて記事の外注化についての考察をご紹介します。



ウェブサイトの記事を外注スタッフから調達する際の注意点と今後の方針

こんにちは、子ネズミBです。

今日は、ウェブサイトの記事を外注スタッフから調達する際の注意点と今後の方針についてお話します。

以前、私は数ページから数十ページの比較的小規模のサイトを数多く制作し、運営してきました。記事は外部のライターに書いてもらい、納品されたものを自分で整理してサイト化するという手法でした。

この方法の場合、スピード化と仕組化がしやすく、1ヶ月で100サイトほどサイトを作成することができ、外注記事を活用したサイト制作についてそれなりのノウハウが蓄積できました。

しかし、ひとつのテーマに対し、100ページ以上の規模のサイトを作るようになってから、これまでのノウハウが適用しづらくなってきました。

その理由を自分なりに分析したところ、ひとつのサイトで複数のライターの記事が混在することによって生じる不統一感ではないかという結論に至りました。外注した記事よりも自分で書いた記事の方が、そのテーマに対しサイト運営者の意見を的確に発信できブランディングもしやすいのではないかと考え、このサイトでは外部からの記事調達を行わずにサイトを構築していきました。この手法の場合、記事の品質は保たれるのですが、スピードが阻害されるというデメリットがあります。

私は昨年1年間を通して、自身が運営する大規模サイトを作りながら、効果的なサイト運営の方法を模索してきました。今年はその成果を土台に外注を使いながら5〜10個の大規模サイトを作ろうと計画しています。

記事を外注するメリットとデメリット

ここで記事を外注化するメリットとデメリットを整理しておきましょう。記事外注のメリットは、やはり記事作成スピードが飛躍的に向上することです。1人で黙々と記事を書くよりも10人の外注ライターさんに書いてもらう方が単純に10倍のスピードで記事を書くことができます。

反面、記事の質が低下しやすくなるというデメリットもあります。ほとんどのライターさんは責任を持って良い記事を書いてくれるのですが、それでもサイト運営者ほどの思い入れで記事を書いてくれません。そのため自分で書いた記事に比べ、記事の質が劣化しやすい傾向があります。

大規模サイトに外注記事を取り入れる際、上記のメリットとデメリットをしっかり理解する必要があります。そうしないと低品質な記事が大量に納品され、その整理だけで膨大な時間が奪われてしまいます。

メリハリのある効率的な記事調達

今回、外部のライターさんから記事を調達し、大規模なサイトを制作するにあたり、サイト内の各記事の重要度に着目しました。

アフィリエイトサイトにとって重要な記事とは収益に直結する記事です。具体的には消費者の購買プロセスを捉えたコンテンツや購買意欲の高いキーワードに対して提示するコンテンツのことを指します。こうした記事を外注化することは品質リスクが高すぎると考えています。

一方、既知の内容や一般的な事象をサイト内で紹介するのであれば、外部のライターさんの記事を活用できるのではないかと考えています。私は今回「購買プロセスの動線」から遠い記事については積極的に外注を活用することにしました。

限られた経営資源で最善の結果を出すために

サイトを運営する上ですべての記事を自分で書くことは理想です。しかしビジネスとしてサイト運営に取り組む以上、作業効率も上げていかなければなりません。

サイト運営に経営の発想を取り入れ、限られた経営資源を適材適所に投資していくことで今まで以上にスピーディーなサイト制作と運営をしていこうと思います。

ネズミ小僧二号より

ウェブサイトを運営していくときに、リソースについてもしっかりと考えておく必要があります。人員、コスト、時間などの視点から、マネジメントしていくことになりますが、最初の段階ではどのような配分が良いのか戸惑ってしまうこともあるかもしれません。

サイト運営スタイルや投資できるお金など、それぞれの立場で変わることが多いので、自社組織にあった仕組みを構築していくのが一番でしょう。

子ネズミBさんは、小規模サイト構築の経験をもとに大規模サイト構築でどのように外注化を取り入れればよいかを思案したようです。外注スタッフの管理は一筋縄にはいきませんので、今後も壁にぶつかっては修正の繰り返しになるかと思います。しかし、外部調達スキームのバリューチェーンを構築できたら、それ自体が強みとなりますので、ぜひ頑張ってチャレンジしてください。

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