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私がアフィリエイトを始めた頃、キーワード選定に関して悩んでいたこと

2015年04月10日 ネズミ2号:略称「M」

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こんにちは。子ネズミCです。

アフィリエイトサイトを運営していると、キーワードの選定で悶々とするといった経験をしたことはありませんか。

私はアフィリエイトを始めた頃、「どのようなキーワードを選べばよいのか?」と悩んで、手が動かなくなってしまうことがよくありました。今日は、私がキーワード選定とどう向き合い、どんな苛立ちを抱えていたのか、そしてその中で発見したことについて書きたいと思います。



キーワード選定で悩んでサイトが作れない!

当初、私は「ターゲットとするキーワードをひとつ選び、それをサイトタイトルにして記事を書く」という方法を取っていました。

キーワードをチョイスする時には、ASPのプログラムを見たり、月間検索数を調べたりと、もちろん通り一遍のことはやりました。でも「これはいけるかも!」と思ったキーワードでGoogleを検索してみると、上位サイトがアフィリエイトサイトで埋め尽くされていて、「こんなの勝てるわけない!」と腐ってしまうことがほとんど。

ASPから情報をもらうこともありました。また、会合で他のアフィリエイターが「〜というキーワードで何位になると、発生報酬額がいくらくらいになる」といった話を聞くこともありました。

そういったキーワードは、何十人、何百人というアフィリエイターが群がっています。アフィリエイトを始めたばかりの自分には、とても勝ち目があるとは思えませんでした。

そんな風に悩むと、もう、何をして良いかわからなくなり、手が止まってしまいました。

良いサイトを作ったらテールワードで集客できるという方針

ところが、アフィリエイトを初めて半年後、あるアフィリ塾に入り、サイト作りの方法が一変しました。その塾で教わったとおり、「良いサイト作ったら、自然にロングテールキーワードで集客できる」という考え方で、サイトを作るようにしたのです。

ジャンルを決め、サイトのコンセプトを決めたら、本を読んだり、情報を収集して、ユーザーに役立つことを書いていきます。
キーワードは、紙媒体やネット状ではYahoo知恵袋などのQ&Aサイトも参考にしました。
「ユーザーが何を悩んでいるか?」を探り、適切な回答を示していないサイトばかりであったら、私がしっかりとした記事を書くようにしました。

月間検索数は、ほとんど調べませんでした。私の場合、月間検索数を調べると手が止まってしまうからです。

嫌な情報が耳に入るように

スムーズにサイトを制作していたのですが、2ヶ月くらい経過したある日、色々な情報が耳に入ってくるようになりました。

取り組んでいたジャンルに関して、「ビッグキーワードで1位になっても、ひと月10万くらいの報酬」という話を、ASPや他のアフィリエイターさんから聞いたのです。

当時私は1年後に月額100万を稼がないとならないという事情があってアフィリエイトに取り組んでいましたので、この情報は厳しすぎるものでした。「ビッグワード1位で月10万なら、ロングテールで稼げる想像がつかない」と思い、絶望しかけたこともありました。

でもその時は、今の自分に必要なのはサイト作成の経験だと考え、方針を変えることなく、サイト運営を続けていきました。もちろん「このサイトは稼げないかも・・・」といった不安もありましたので、並行して新規サイトを立ち上げていきました。

ビッグワードが圏外でも収益化に成功

そのサイトでは、サイト作成を開始して5ヶ月目から、報酬が発生し始めました。そしてその後、8ヶ月目で月額報酬が10万円を突破しました。

ASPや他のアフィリエイターさんに言われていた情報から思い描いていた状況とは全く違う結果に自分も驚きました。

ビッグワードでは圏外のままです。アクセスのあるキーワード、成約キーワードは3語以上のロングテールがほとんど。そのキーワードでは月に数件しかアクセスがないものばかりです。色々なツールで、成約したキーワードの月間検索数を調べても、検索数が表示されません。

ただ、紙媒体やQ&Aサイトから悩みを拾ったワード群は、多くの複合ワードの一部として使われていました。

成約するワードと検索数が多いワードは一致しないのか?

現在、このサイトは月額報酬が100万円を超えるサイトになりました。ターゲットとしていたビッグワードでは5位前後に表示されています。

ところが、面白い現象だなと思ったのですが、そのビッグワードでは、ほとんど成約しないのです!

1日あたり50件近くのアクセスがあるのに、そのキーワードでは、見事なまでに成約しないんです。成約ワードは相変わらずロングテールワード。雑誌やyahoo知恵袋から地道に引っ張ってきたキーワードが生きている感じです。

この現象だけで言えば、このサイトは、検索数が多いワードと成約数が多いキーワードは一致しないことになります。もちろん、キーワードの特徴や私のサイトのTOPからの動線が良くないというものあるかと思いますが(汗)。

サイトを作ってみないと分からないことがある

この経験を通して、キーワードに関しては、実際にサイトを運営してみないと分からないことがあるのだということを学びました。

事前の情報収集が大切である一方で、そこに囚われ過ぎると何もできなくなってしまいます。もちろん、リサーチもせずにサイト作成に入るわけにはいきませんから、今もそのバランスは難しいと思っています。

私は、まだまだアフィリエイト経験が豊富とはいえません。あくまでも、このサイト限定の話として、参考になればと思います。

ネズミ小僧二号より

SEOでビッグワードと呼ばれるクエリワードは、検索回数が多く、競合性も高いワードと一般的に考えられます。その分、抽象的なワードとなりますので、ユーザーの検索意図も分散されます。

アフィリエイトサイトでビッグワードでSEO上位表示が達成できれば、売上につながることのほうが多いですが、購買意欲がそれほど高くない場合は、ビッグワードよりもテールワード群のほうが、購買につながることもあります。

今回の子ネズミCさんの事例から、どのようなキーワードで集客するのかも重要ですが、該当するクエリワードに対してユーザーの検索意図を捉え、適切な情報を提供することが大切なことがうかがえます。

小手先のテクニックに惑わされることなく、地道にユーザーに評価されるサイトを構築することが検索エンジンにも評価されることになるのでしょうね。



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