こんにちは。ねずみ小僧二号です。
今日はGoogle+のコミュニティを徘徊していたところ、興味深いインフォグラフィックがありましたので、ご紹介したいと思います。
基本的なHTTPステータスコードについてです。最近でもHTTPステータスコードがSEOに関係していることをよく理解していないシステム担当者がいるということを耳にします。
ページURLを変更した時に、301リダイレクトにすべきところを302リダイレクトに設定していたというのはよくある話ですね。そのインフォグラフィックを元に、HTTPステータスコードとSEOに関しておさらいしていきましょう。
Come4SEO社がGoogle+に投稿したインフォグラフィックを紹介します。
引用
https://plus.google.com/104726110483589280930/posts/RPhySQHe7Ek
The Visitor(訪問者)、The Robot(クローラー)、LinkJuice(リンクジュース)とPageAとPageBがアイコンで表示されています。
訪問者、クローラー、リンクジュースともにPageAに到達し、問題ない状態です。
訪問者、クローラー、リンクジュースともに、PageAからPageBへリダイレクトされます。永久的にドメインやページを移管するときはこの301リダイレクトと呼ばれる設定を行います。
訪問者、クローラーが、PageAからPageBへリダイレクトされます。外部サイトからのリンク評価を伝えるリンクジュースは伝わりません。よって一時的に表示するページを変更する場合はこの302リダイレクトと呼ばれる設定を行います。
PageAが見つからないため、404ステータスコードが返ってきます。その際、訪問者へページが無い旨と次なる行動を示す404ページをPageBとして表示すると親切な設計となります。
PageAが存在しないにも関わらず、404ステータスコードを返さずに他ページを表示するとソフト404と呼ばれ、Googleウェブマスターツールにアラート表示されますのでチェックしましょう。
サーバーの内部エラーを意味するコードです。訪問者、クローラー、リンクジュールともに迷ってしまう状態です。
サービスが利用できない状態となっています。考えられる要因はサーバーへ高負荷や保守によるサーバーダウンです。訪問者、クローラー、リンクジュースともに再度訪れるよう伝えるページを用意しておくと良いでしょう。
ChromeのデベロッパーツールでHTTPステータスコードを確認することができます。「Ctrl+Shift+i」を押下し、「Network」のタブをクリックしましょう。
URLを入力するとHTMLが表示されるまでの通信のやり取りがログ形式で表示されます。下図の赤枠のように、正常に表示された場合、ステータスコード"200"が表示されます。
では次に、存在しないURLを入力してみましょう。最後に「1」を追記し存在しないURLにしました。
すると、今度はステータスコード"404"が表示されます。このようにChromeブラウザで通信状況を確認することができます。
SEOとシステム周りは一見関係ないと思われがちですが、まさに検索エンジンの最適化という観点から、Visibility(見つけやすさ)の確保を行う必要があります。
深い知識は必要ないかと思いますが、システム会社やシステム担当者にしっかりと要件を伝えられるように、このようなインフォグラフィックを参考に整理しておくと良いでしょう。