こんにちは。ネズミ小僧二号です。
子ネズミAさんは、記事を書くことが苦にならず、どんどんコンテンツを作り上げていくことができるという強みを持っています。せっかく作った記事ですので、「ユーザーが見てくれているのか?」「検索エンジン経由のアクセスがあるのか?」という観点でチェックしていくといいですよ!とアドバイスしました。
はじめはアクセスが来ないページは価値がないページと判断していたようですが、次第にアクセスが来るページと来ないページの違いなど、なかなか鋭い視点を身に付けられるようになってきました。今日は子ネズミAさんが気付いたコンテンツの役割について考察を語ってくれます。
こんにちは。子ネズミAです。
私は現在、ひとつのサイトをじっくりと育てていくスタイルでサイトを運営していますが、以前は公開する各コンテンツがどのような役割を担うのかということを意識していませんでした。各コンテンツページがアクセスを誘導してくれたらラッキーくらいしか考えていなかったのですね。
しかし、ネズミ小僧二号さんとお話しをしているうちに、コンテンツ一つとっても必ず意味があるべきだという考えに至るようになっていきました。
コンテンツページを公開した後、SEOの観点からそのページを評価しようとしたら、実際問題としてアクセスがあるかないかなのではないでしょうか。私はそれ以外の指標を持ち合わせていなかったため、ページを公開したとしてもアクセスが0(ゼロ)であれば、価値のないページと判断していました。
しかし、もう少し詳しく調べてみると、アクセスがあろうとなかろうとその状況から何かしらの示唆を得られるのではないかということを学んだのです。
公開したページに対して、アクセスを全く集められていないケースは大きく分けて2つあると考えています。
1.そもそもそのワードで検索されない
2.SEOで上位に表示されていない
一つ目の状況は、私がサイトを運営し始めた頃、よく陥っていたことなのですが、自分の中で検索されるだろうと勝手に決め付け、それらのワード群に対してコンテンツを作ったはいいけど、そのワードで上位表示されてもほとんどアクセスが来ないといったことです。
後から、Googleキーワードプランナーやサジェストワードツールなどを分析して思い知ったのですが、検索されないワード群で、コンテンツを作ってしまっていたのです(汗)。
二つ目の状況は、コンテンツページを作っても、ターゲットワードで上位表示されないことです。当該フレーズを含み、ユーザーが知りたいと思っていることに対し、有益な情報を提供しようとコンテンツを公開してみたものの、SEOで上位表示されないケース。
「有益な情報を提供しよう!」と最近よく耳にするのですが、自分なりに良いコンテンツを公開したつもりなのですが、なかなかSEOで上位にランクインしませんでした。
実際に上位表示されているページをチェックしてみるとたしかに有益な情報が書かれているページがあったり、誰もが知っているようなドメインの個別ページが上がっていたりします。
この状況を見て、私は自分のドメインの評価(サイトパワー)というものが、SEO順位に少なからず起因しているのではないかと感じました。公開したコンテンツページがSEOで上位に表示されないのは、まだまだ自サイトのドメインの評価が低く、競合サイトと比較してSEO上、戦える状態ではないのだと。
一方、記事を書いていくと予想以上にアクセスを集めるページや、本文の中でたまたま含まれているキーワードでヒットし、アクセスを誘導している例が頻出してくるようになりました。この時、私が考えたのは、「このレベルのワード群であれば、現状のドメイン評価でも戦える土俵なのではないか」という推察です。
その後SEO順位がどう変動するかはわからない部分もありますが、自分が書いた記事がSEOで上位に表示されてアクセスを集めることができているという状況は事実であり、そこからいろいろとヒントを得ることができます。
私がサイト作りで知りたいことの一つとして、自分のドメイン力が挙げられます。日々コツコツとサイトをビルドアップしていくと、次第に外部サイトから自然なリンクを得られたり、ツイッターやはてぶなどのソーシャルでの拡散が広がっていき、ドメイン力が上がっていることが実感できる瞬間があります。
ユーザーにとって有益で、自分が運営しているサイトだからこそ提供できるコンテンツを作っていくと、今までならとうてい上位表示できなかったワードのレベルでも、上位表示されることが多くなったりしてきます。
このように、時間とともにドメインの評価を総合的に高めることができると、次にやるべきことが自然と見えるようになってきました。
ネズミ小僧二号さんとコンテンツページの役割について話しをしてからというもの、コンテンツページを公開してから、そのページでSEO順位やアクセス数などにどのような反応があるかを注意してみる癖がつきました。
大切なのは、テキストボリュームやキーワード出現率などではなく、サイト全体として、どのような情報・サービスをユーザーに届けるのかということ。専門性が必要なテーマであれば、自然と関連ワードが含まれた記事になりますし、共起語などが含まれなくてもアクセスを牽引するページが出てくることも実際に経験してきました。
自分自身でそのきっかけを体験して、腹落ちしたときに初めて、サイトの進むべき方向について自信を持って舵取りができるようになったと思います。
公開するコンテンツ一記事ごとにどういった役割があるのかという視点で制作していくと重い作業のように感じられるかもしれませんね。しかし、ある程度のボリュームの記事を公開していくとアクセスを集める記事とアクセスを集められない記事と存在するのが実感できるでしょう。
もちろん、全てのコンテンツページを検索エンジン経由の窓口にする必要はありません。サイトに訪れたユーザーに興味・関心を持ってもらい、誘導すべきページもあるでしょう。
子ネズミAさんも最後記述してくれていますが、やはり最後はSEOライティングといったようなテクニカルなことより、ウェブサイトを通じてユーザーとどのように対話したいのかという視点が重要な考え方になると思います。