これからのSEO -実践篇-,ピックアップ

自社サイトでどういった情報を提供するのか!日々是改善

2014年12月28日 ネズミ2号:略称「M」
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コンテンツ開発は自問自答の繰り返し

こんにちは。ネズミ小僧二号です。

以前、子ネズミAさんがリアル店舗運営の経験を活かし、ウェブサイトにおいても提供するコンテンツ(サービス・情報を含む)に幅を持たせ、訪問者へのおもてなしが重要との見解を述べていました。

実際にコンテンツを追加していったところ、自問自答をした事象が起きたとのことで、その経験をもとに改めてコンテンツの役割について紹介してくれました。



第11回:コンテンツの役割と構築手順を再確認しました。

こんにちは。子ネズミAです。

今日は、私が今ウェブサイト構築において取り組んでいるコンテンツの役割と構築手順についてご紹介したいと思います。

以前書いた記事で、記事の役割についてお伝えしました。その中で、ウェブサイトの記事には、土台コンテンツ、企画型コンテンツ、最新性・トレンドコンテンツの3カテゴリに大きく分けられるのではないかという私なりの仮説をご紹介しました。

このように分類してコンテンツを書いていたつもりでしたが、先日その目的を見失ってしまう出来事が起きました。

それは「土台コンテンツ」の記事に対して、自分の主観を入れ過ぎてしまい客観性が薄れてしまったのです。そのため、「企画型コンテンツ」との差別化を図れないのではないのか?という不安を抱くようになりました。

「どういったコンテンツが良いのか?」の問いに答えや正解はないのですが、「役割を果たせているかどうか?」という視点で、自分が書いた文章を見直すことにしました。

見直した結果を踏まえ、それぞれのコンテンツの役割について自分自身もう一度確認をしておきたいと思い、筆をとります。

土台コンテンツの役割

土台コンテンツは運営サイトのテーマ、つまりその市場で求められている基本的な情報を提供することが重要な役割だと考えています。運営者として、まずチェックしておくべき指標は、それらの記事ページからの検索エンジン経由のアクセスと検索クエリの反応です。

ユーザーに対してテーマに則した情報提供とコンテンツ公開後の反応という両方の役割を補えていれば、必要以上に頭を悩ませることはありません。

企画型コンテンツの役割

続いて、企画型コンテンツに求める役割は、ミドルワードでのSEO上位ポジションの奪取とファンの固定化です。
「このサイトはこんなことやってるんだ~」と訪問者の心をつかみ、ブラウザのお気に入りに登録してもらったり、ソーシャルメディアでシェアをしてもらったり、ファンになってもうらことを狙います。

ここでは、土台コンテンツとは異なり、果敢にSEO上位を狙いに行く役割があります。主観的な意見を述べたり、その市場に興味・関心がある人にサイト内に登場してもらったり、読者の心を射抜くような企画を作ってポジションを取るのが主な目的です。

最新性・トレンドコンテンツの役割

最後に、最新性・トレンドコンテンツの役割は、参入市場の最新の情報をいち早くキャッチして提供していくことと、土台コンテンツや企画型コンテンツにGoogleのクローラーを巡回させる契機を作ることです。

最新情報をいち早く更新するとQDFの条件を満たし、特定ワードにおいてGoogleで上位表示されやすい傾向にあります。私はニュースを取り入れるカテゴリーを複数の運営サイトで管理しているのですが、こういった経験を何度もしています。

さらにニュースとして掲載する情報に、テーマが関連する土台コンテンツや企画型コンテンツに向けて関連リンクを張るようにしていくと、すでに公開したコンテンツとリンクでつながり、ユーザーにもクローラーにも親切な構造になると考えています。

コンテンツの目的を考えれば迷わないで済む

ウェブサイトは一度作ったら終わりということではありません。今手掛けていることの役割を常に考えて、コンテンツ作りを進めていけば、大きくぶれることはないでしょう。その役割に沿った施策であれば、どんなネジでもいいのです。極端な話、釘でもいいと思っています。

0(ゼロ)からウェブサイト作り、SEOで早く結果を出そうと思ったら、戦える市場(キーワード)を見つけて、そこに的確に陣取るということを私ならやります。

そのために必要なことは、市場調査、競合サイト調査から始まり、今回お伝えした、ユーザー視点に立った情報の提供、固定ファンを得るための企画型コンテンツ、最新性の観点からニュースコンテンツを提供することです。

この基本的な役割を見失わなければ、ウェブサイト構築において、大きく軸が崩れることはないと実感しました。

ネズミ小僧二号より

実際サイトを運営していくと、今回のようにコンテンツの役割についてアレコレ考えることが出てくるのではないでしょうか。

「ユーザーが求めている情報はどのようなものであろうか?」「自分の運営サイトで回答すべき内容はこれでいいのだろうか?」など、ユーザーが置かれているシチュエーションや背景により変わってきますし、自社のポジションによっても回答すべき内容が変わってくるはずです。

同じテーマに関しても、主観的な意見を述べることもできますし、客観的な情報を提供することもできます。

このように、サイトを運営していけば、日々課題の連続になるのです。公開したコンテンツの反応を見ながら、自分のサイトで世の中にどういった情報を提供していきたいのか探っていくことも大切なプロセスだと考えます。

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