これからのSEO -実践篇-,ピックアップ

外部サイトからのリンクも重要だが、それ以上に大切にしたいこと

2015年02月08日 ネズミ2号:略称「M」
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こんにちは。ネズミ小僧二号です。

ソーシャル上で記事が拡散した後、それに応じて当該ページや記事から張られているリンク先のページがSEO上、効果があるような動きをすることがあります。

Googleが話題性のあるサイトとして認識した場合、特徴的なキーワードでSEOの順位が上がるのかもしれません。

今回は、子ネズミAさんがサイト運営の中で、外部サイトからのサイテーション効果について感じたことを語ってもらいます。



サイト評価の指標の一つである被リンクをどのように得ていくか?

こんにちは。子ネズミAです。

私は今、外部サイトから運営サイトに対し、作為的にリンクを張ったりするSEO対策は行わないようにしています。Googleがガイドラインに違反するSEOに対して厳しく取り締まっているため、SEO順位の下落リスクが高まるばかりでなく、そのような施策に対してのリターンが得られにくくなっているという背景も考慮してのことです。

しかし、そのような状況下では「サイト評価の指標の一つである被リンクをどのように得ていくか?」ということが課題になってきます。

SEO難易度が高い市場では被リンクは必要なのか?!

私の組織では、少人数でサイトを運営しておりますし、資金力もないため、地道にコンテンツを作成していくというスタンスで運営しています。初期段階では、強豪サイトがあまりないSEO難易度が低いテーマやキーワードを狙ってコンテンツを投下していきます。

このようにサイトを運営していくと、時間と共にアクセスが集まってくるため、効率的に運用することができます。しかし、検索ボリュームが多いミドルキーワードレベルとなるとSEOで上位に表示されるまで時間が掛かるということを経験してきました。

「やはり外部サイトからのリンクがないとミドルワード以上では上位表示されないのだろうか?」と常々頭を悩ませています。

自演で被リンクを当てる方法も一つの手段かと思いますが、私はそこに時間と資金を投資するのなら、コンテンツにリソースを割きたいと考えています。

どんなコンテンツも見られなければ意味がない。お客様は選ばない。

以前、「サイト露出の効果」に関して体験レポートを書きました。それから時間も経過し、その後の状況から判断するとやはりSEO的にも一定の効果があると感じています。ソーシャルリンクを含めて一時的に話題となり、QDF的な動きをしたのでしょうが、しっかりとしたコンテンツを保有していると急なSEO順位の上昇から安定的に順位が推移するものと思います。

このような動きを目の当たりにして「サイトはいろいろな方に見てもらってやっとスタートラインに立てるのではないか」という考えに至っています。

もちろん、サイトのテーマに興味・関心があるユーザーに見てもらうことが一番ですが、どんな立場の人であろうとサイトを見てもらうことが大切だと思います。知人でも身内でも可能な限り一人でも多くの人に見てもらい、感想やアドバイスをもらうように心がけています。

そこで得られたアドバイスをサイトに反映していくことで、より良いサイトに成長していくことができると思いますし、何よりもサイトに愛情を持って接することができるようになります。

「外部サイトからリンクをもらえる可能性が増える」ということはあくまでも副次的な要素でしかなく、いろいろな方の目に触れる機会が増えるということを意識しているだけでも日々のサイト構築に向かう姿勢が変わったことは確かです。

これからもサイト運営に真摯に向き合い、サイトからの報酬はサービス提供に対する対価の交換であるということを肝に銘じていきたいと思います。

ネズミ小僧二号より

確かにソーシャル上で拡散されると話題性が上がり、特定のワード群で相対的にSEO順位が上がることがあるかもしれませんね。

しかし、サイトの内容がしっかりしていないと、一時的な現象となってしまう可能性もあります。

今回の子ネズミAさんのように、客観的事実と個人的感情を切り分け、その中からどのような情報を読み取り、今後のサイト運営に活かしていくかが重要だと思います。

いろいろな方の目が留まるサイトを運営できれば、自ずと検索エンジンも評価してくれるようになるでしょう。

本日(2015.2.8)放映されたワイドナショーで「ラッスンゴレライ」で話題になっている8.6秒バズーカーに対し、茂木健一郎氏が漫画家しりあがり寿さんの言葉を引用して、興味深い発言をされていました。

「(急な話題性に対して)一段ロケット目は何でもいい。とにかく世間の注目を浴びよう、その後、二段ロケット目から何ができるかが本当の勝負」

これは昨今のソーシャル拡散を交えたサイト運営においても、同様のことが言えるのではないかと思った次第です。

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