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なぜ「OPEN SITE EXPLORER」が広まったのか?外部リンク調査の過去と今

2013年06月18日 ネズミ2号:略称「M」
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SEOツールで有名な「OPEN SITE EXPLORER」です。
本ツールは様々な機能を提供していますが、その中でもオーソドックスな機能である「外部リンク調査」の目的と活用方法について過去の利用シーンから今の利用シーンを想定してご紹介します。無料アカウントでも一部機能が制限された状態で利用可能です(有料アカウントの場合、$99/month掛かります)。

この外部リンク調査ですが、アフィリエイターが最も得意とする作業で、被リンク調査、バックリンク調査などとも言われています。



SEOツール「OPEN SITE EXPLORER」の台頭

open_site_explorer_1.jpg

以前は米Yahoo.comでlink:(リンクコロン)検索を行うことで、当該サイトにリンクを送っているサイトを検索することができましたが、2011年11月に利用できなくなり、その後外部リンクを調査するツールとしてこのサードパーティのツール、「OPEN SITE EXPLORER」が注目されるようになりました。※Googleでlink:検索を行っても外部リンクの一部しか表示されません。

外部リンク調査の「過去」

その昔まだSEO対策と言えば外部リンクが大勢を占めていた頃、競合サイトやSEO上位サイトの外部リンクを調査することがSEO作業の根幹となる部分でした。

どのようなリンクが効果的に働いているのか推測し、自分のサイトでもそこからリンクを引っ張れるのか、他にも同様のサイトがありペイドリンクの提案を受けてくれるのではないか?といった仮説&検証で、いかに自分のサイトに見せかけのリンクを獲得できるのかを躍起になって行っていたものです。

掲示板などのCGI提供サイト、無料イラスト提供サイトや公的機関の市町村サイトからのリンクなどが芋づる式に発掘されたのもこのリンクコロン検索の賜物だったわけです。

外部リンク調査の「今」

今は純粋にサイトステータスを調査する一つの指標として活用するのが一般的な利用方法でしょう。

競合サイトのドメインがGooglePR4が付いていたとしても、どのようなリンクが付いているのか知っているのと知らないのとでは、ドメインの強さを肌感覚でつかむことはできません。競合サイトのドメインの強さを図るために実際にどのような外部リンクが付いているのか調査するために使います。

また自サイトにおけるサイトステータスを調査する目的でも使用可能です。自サイトへ付いているリンクはGoogle Webmaster Tool上で一覧化することもできますが、サブツールとしても活用することが可能です。

最近はネガティブSEOと呼ばれる第三者が悪意的に質の悪いリンクを付けるといった荒業もありますので、自サイトにどのようなリンクがついているのかを把握しておくのもSEO担当者として重要な業務となります。

また良質なリンクが付いている場合は、そのリンクが掲載された背景(好意的な紹介や悪評等)を推測することで、サイトの改善に役立てることも一般的に言われているところではあります。

下落したサイトを調査する際に活用しよう

最近では、ペンギンアップデートなどの比較的大きな変動があった際に、「上位に表示されたサイトより下落したサイトを分析するのが大切だ!」などと悟りを開いたかのような助言をしてくる上司もいると聞きます。

そのようなときは、下落したサイトの外部リンクがどのような状態になっているのか、TOPページの主要キーワードの順位状況だけでなく、サブページのターゲットワードでどのような順位状況になっているのか等を調査をし、下落サイトの特徴を報告するようにしましょう。

第三者のサイトの外部リンク状況を知る手段のひとつ

自サイトの外部リンクはGoogle Webmaster Toolで確認することができますが、第三者のサイトについている外部リンクを調べるすべは今のところ、この類のツールとなります。外部リンクの調査は骨の折れる作業ではありますが、SEOを生業にしている人しかやらない特別な作業と割り切って楽しんでいきましょう。

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