Googleのペンギンアップデートやパンダアップデート他の影響を受けて、オーガニック検索からのアクセス数が変化しているかどうかを視覚的に判断できるツールをご紹介しましょう。
ロンドンにあるBarracuda Digital Ltdが提供している「Panguin2.0」というツールです。
Googleウェブマスターツールにアラートは届いてないけどペンギンやパンダの餌食になっていないか、Googleアルゴリズムのアップデートと照合した形で過去から現在のアクセス推移を把握しておくのに役立つツールです。
Panguin2.0の使い方は至って簡単です。
1.Googleアカウントでログイン
2.Googleアナリティクスのプロフィールを選択
このPanguin2.0では、Googleアナリティクスのデータと連携し、アクセス数の推移をグラフで表示されると共にパンダ、ペンギン、その他のアルゴリズム変更が起きたポイントで縦のラインが表示されます。
ラインの前後でアクセス数が減少している場合、アルゴリズムの影響を受けている可能性が高いとみることができます。
※赤のラインがPanda、青のラインがPenguin、黄色のラインがその他のアルゴリズムです。
「Select Periods to Compare」のPeriod1は開始日(From)、Period2は終了日(To)を日付で指定できます。Period typeはDayとWeekから選ぶことができ、日毎か週毎かを選べます。
「Data Filter」は、特定のキーワードやランディングページにフィルターを掛けアクセス推移をグラフ化することができます。
特定のキーワードのみのアクセス推移をみる場合は、下図の通り、KeywordとIncludeにチェックをした上で、キーワードをRegular expressionに記述します。
また特定のキーワードを除外した形で、アクセス推移をみる場合は、下図の通り、KeywordとExcludeにチェックをした上で、除外したいキーワードをRegular expressionに記述します。
選択した期間の開始時期と終了時期のランディングページに流入しているアクセス数の差異に関する比較データが表示されます。
選択した期間の開始時期と終了時期の流入キーワードのアクセス数差異に関する比較データが表示されます。
上記の手順によりGoogleのアルゴリズムの影響を受けたかどうかを判断する一つの目安ができるでしょう。
自社ではGoogleアナリティクスは使っていないということでしたら、アクセス解析ツールでオーガニックからのアクセス数を抽出し、
MOZが提供している「Google Algorithm Change History」でアップデートが行われた日付と内容とを比較することで同じことができます。
Googleは日々アルゴリズムの改良を行いつつも、不定期に大きめのアルゴリズムを導入します。これからもこのようなツールを上手に活用し、自サイトにウィークポイントが無いかを確認するようにしていきましょう。