Eric Enge氏の「The Art of SEO」でピックアップされているキーワードリサーチツールをご紹介します。このツールはGoogleサジェストで表示されるキーワードを一覧で表示し、かつテキスト情報として取得できるものです。
ドイツ語やフランス語など多言語対応しており、以前は日本語は対応していませんでしたが、海外SEOの鈴木謙一氏の依頼により製作者が日本語も対応もしてくれたとのことです。
使い方は至って簡単ですが、一連の動作をご紹介します。「ゴルフ」というキーワードでGoogleサジェストを取得してみます。この機能はオートコンプリート機能といって、ユーザーが検索ワードを入力する際に、これまでのGoogleの蓄積データの中から予測される意図を補完するために複合語をサジェストするものです。
以前はこの作業を「ゴルフ+a」「ゴルフ+b」・・・と順番に手作業で取得していましたが、ubersuggestを使うことで、一気にその手間が省けるようになりました。
ubersuggest(https://ubersuggest.org/)を開き、対象ワードを入力エリアに入力します。対象言語を日本語、検索種別をWebを選択し、認証ワードを入力後、Suggestボタンを押します。
ゴルフに関するサジェストワードが1,126語見つかりました。
具体的には、「ゴルフ + a」、「ゴルフ + b」で以下のような感じで表示されます。
Select all keyword ボタンを押すと、新たに右にキーワードが一覧表示されますので、Getボタンを押し、キーワード一覧をコピーすることができます。
このようなツールを使うことで時間の短縮、作業精度の向上を図ることが可能となります。
ユーザーの検索意図(言葉として顕在化されたもの)の一部が反映されたものであり、コンテンツを作る際の参考になるものです。自サイトのホストをどのように認識してもらいたいかを常に意識しつつ、これらのキーワード群を参考にコンテンツポートフォリオを形成していくことが重要です。
当然のことながら、ゴルフをテーマとしたサイトを構築する場合、ゴルフの複合語でユーザーのインテンションが成り立っているわけではなく、「○○○カントリークラブ」といった感じで、ゴルフというワードが含まれなくてもゴルフをアトリビュートするワード群は存在しますので、キーワードリサーチではツールだけに頼らず、業界セクターにおける専門知識は必要となってくるのです。