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SEO検索順位ごとのアクセス数予測ツール「aramakijake.jp」(新巻鮭)の使い方

2013年09月01日 ネズミ2号:略称「M」
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devo社が提供している「aramakijake.jp」の使い方をご紹介します。このツールを利用することで、クエリワードの月間推定検索数とSEO順位ごとの推定アクセス数がGoogleとYahoo!とに分けて予測してくれるツールです。

まずは仮説をベースにSEOによる収益シミュレーションや投資コスト、想定売上を算出し、ロジカルに運営していく必要があります。

SEOはブラックボックスな部分が往々にしてありますが、インハウスSEOとしてSEO業務に当たっている場合、SEO担当者が分からなければ、会社内にいる他の誰も分かりませんので、自信を持って計画を立てていくようにしましょう。

もちろん、あくまでも推定の数ですので、この通り行くかどうかは保証できません。事前のプランニングにおいて「このツール上で」という条件を入れつつ、実データが収集出来次第、調整を図っていくという運用が良いと考えます。



「aramakijake.jp」の使い方

1.検索数予測ツールを実施

使い方は至って簡単。
ターゲットとするクエリワードを入力し、Check!ボタンを押すだけです。

■育毛の例
aramakijake_1.jpg

■増毛の例
aramakijake_2.jpg

以降、自社ドメインがターゲットとしているクエリワードのデータを収集していきます。

2.CSVダウンロード

「aramakijake.jp」ツールでは実行結果をCSV形式でダウンロードできます。

3.自社のQWごとのROIテーブルを作成

まずは仮説ベースで全然OKです。
叩き台となるデータがなければ予測と結果のずれを修正することができませんので、「aramakijake.jp」ツールデータ参照と注釈をつけてデータを整形しましょう。


aramakijake_3.jpg

GoogleとYahoo!それぞれにおいて、ツールで示された検索数と流入数のデータを入力し、クリックスルー率(CTR)を自動で算出します。

4.自社マネタイズモデルに合わせてKPIを設定

今回はサイト流入数のうち、どれだけがマネタイズのゴールとなる成約に至るかというコンバージョン率を入力し、想定コンバージョン(CV)数を算出しています。


aramakijake_4.jpg

収益額を出す場合はこの値に単価を掛ければよいでしょう。またPV数がマネタイズ指標になる場合は想定流入数(訪問数)に平均PV数を掛けた値に1PV当たりの単価を掛ければ良いことになります。

まとめ

このようなマスタデータを当該セクタにおけるSEOのBIGワード、Middleワードにおいて作っておくことで投資計画を立てる際に参考データとして活用することが可能となります。

実際に運用していくとターゲットとして挙げていたクエリワードで上位表示された場合に、この想定シミュレーション値との乖離が発生することもあります。その場合は、当初予測値と実データ(○○年○月)と双方のデータを管理していくことでインハウスSEOとしての生のデータを蓄積できることになり、自社の貴重な情報資産となり得ます。

この基礎データとなるQW毎テーブルでROIの高いクエリワードのデータを管理し、時間と共に増やしていくこと、確度の高いデータにチューニングしていくことが重要な業務となります。

備考

「Googleキーワードプランナー」、「Yahoo!リスティング広告 キーワードアドバイスツール」を使っても同様の作業は可能です。

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