株式会社Preferred Infrastructureが提供している連想検索エンジン「reflexa」をご紹介します。
サイトを運用し始めてしまうとなかなか利用する機会がないのですが、新規案件などで特定の分野でサイトを立ち上げようかと思案している場合などに発想を広げるといった意味合いで利用価値が高いツールと考えています。
実際にクエリワードを入れてどのような調査ができるのか、またどのような結果が出るのかを見てみることにしましょう。
最近流行の「医療保険」というクエリワードで入力してみました。
reflexaの結果画面のパーツを一つずつ紹介します。
1.右カラム
「医療保険」といえば?というカラムが左側に表示され、その下には医療保険に関連の深いキーワードが表示されます。このキーワードをクリックしていくことで、他キーワードとのつながりを調べていくことが可能となります。
2.上段左側の関連するWikipediaエントリ
上段の左側には、「Wikipediaの関連エントリ」という欄が設けられ、医療保険のほか、Wikipediaで関連するエントリキーワードが表示されます。こちらのアンカーリンクはクリックするとWikipediaの当該ページに遷移します。
3.上段右側のフォト蔵
上段の右側には、フォト蔵のサムネイル画像が表示され、クリックするとフォト蔵の画像ページに遷移します。GoogleやYahoo!の画像検索に遷移してくれたほうがお役立ち度は高いかもしれません。
4.下段にGoogleの結果
下段にはGoogleの結果がWeb、Local、Blog、Newsの4つのタブに切り替えられ表示されています。
「Web」は、通常のGoogle検索結果と同様ですが、どのようなサイトが上位表示されていて、どのようなサービス・コンテンツを提供しているのかをチェックすることが可能です。
「Local」ではローカル検索結果が表示されます。「医療保険」では適切な結果は返されませんでしたが、「ラーメン 新宿」などのクエリワードを入力すると、ローカル検索結果が表示されます。
「Blog」ではGoogleのブログ検索結果が表示されます。ブログで当該ワードにおいてどのような情報が提供されているのかを確認することができます。
最後に「News」では、当該クエリワードに関する直近のニュースが表示されます。
Googleキーワードプランナーやその他サードパーティツールでは、主に「当該クエリ+○○」といった複合語のクリエワード群を調査することができますが、当該クエリ以外の関連するワード(シード)を発掘するにはこういった発想を広げるキーワード調査ツールが役立ちます。
実際に当該セクタでサイトを立ち上げるということになった場合には、市場アナリスト張りに徹底的に調査を図る必要があるのですが、まずは新ジャンルの概要を知りたいといった簡易分析には、このような発想の広がりを意識した調査が役立つでしょう。
「当該ワードに関連するワードは何か?」→「マーケットの縮図であるGoogleのSERPsはどのようになっているか?」→「ブログではどのような話題があがっているか?」→「最新ニュースはどのようなものがあるか?」といった具合です。
今後、SEO担当者は市場リサーチアナリストのようなマーケット情報、プレイヤー情報、販促、流通など複合的な視点を持って取り組む必要が出てくるでしょう。
SEOという言葉がどのような定義となり、いつまで使われるか分かりませんが、職域を広げていく必要性に迫られていると思います。グローバルな視点を身につけられるよう日々精進していきたいものです。