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ターゲットクエリワード群収集のやり方!Googleキーワードプランナーの基本的な使い方

2013年11月19日 ネズミ2号:略称「M」
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こんにちは。ねずみ小僧二号です。

今日は「Googleキーワードプランナー」を使ってキーワードを取得する方法をご紹介します。

ねずみ小僧一号さんに伺った情報ですが、大企業はインターネットマーケティングにおけるクエリワードを数万、数十万単位で管理しているとのことです。私が担当する中規模サイトでも1万超のクエリワードを管理するようにしています。

当然BIGワードと呼ばれる検索ボリュームが多く、コンバージョンに寄与するワードでのSEO上位を目指すのですが、その過程においてサイトポジションを確立すべく、中規模から小規模のワード群も管理対象とし、ROIを考慮しつつ注力度合いを舵取りしています。



キーワードプランナーでの管理キーワード収集

対象セクタにおけるメインワードやリスティング結果を参考にしてROI(投資対効果)が高いクエリワード群を選出します。それらのクエリワードをGoogleキーワードプランナーに入力し、結果表示されるキーワード候補をダウンロードし、管理対象ワードとして管理していきます。

keyword-planner_1.jpg上図のようにGoogleキーワードプランナーを開き、「新しいキーワードと広告グループの候補を検索」をクリックします。

keyword-planner_2.jpgキーワードオプションの設定をクリックし、全て「オフ」の状態にします。

keyword-planner_3.jpg実行:例として「東京 ホテル」で入力

 

管理キーワードとコンテンツ企画への落とし込み

管理対象ワードをまとめた後の手順を簡単に説明しますと、当該セクタの市場調査、競合サイト調査、自サイトのサービスポジション分析を実施したあと、管理対象ワードをカテゴライズしていきます。

カテゴライズしたキーワード群の特徴を分析し、コンテンツ企画、ユーザーに伝えるべき内容、サイト構成、コンテンツ調達スキーム、公開スケジュールなどを決めていきます。

このプロセスは、「これからのSEO -理論篇-」に詳しく紹介していますので、ぜひご一読ください。

キーワードプランナーで注目すべきワード(一例)

今回はキーワードプランナーで抽出されるデータの中で、特に注目すべきワードをご紹介させていただきます。「東京 ホテル」というワードでキーワードプランナーを実行した結果を見ていきましょう。

「広告グループ候補」のタブでは、このクエリワードに対して関連性の高いグループ(カテゴリ)に分類されて表示されますので、どのような切り口が親和性が高いのかを把握することができます。

keyword-planner_4.jpg

また、「キーワード候補」のタブをクリックするとキーワード(関連性の高い順)が一覧表示されます。当然、東京とホテルが含まれる複合語が列挙されていますが、ページ送りをしていくと東京とホテルというワードが含まれないワード群が表示されています。

keyword-planner_5.jpg

このようにキーワードプランナーに入力していないワードにも関わらず、一覧表示でヒットするということはどういうことかを考えると、Googleが何かしらの根拠に基づき、関連性が高いと判断しているワード群であるという仮説を立てることができます。

ですので、こういったワード群とターゲットとするワード群の関連性を考えながら、ユーザーにどのようなコンテンツを提供していこうかと企画に役立てることができます。

今回の例では、「東京 ホテル」というターゲットワードに対して、最初に出てきたワードは「宿 予約」、「宿泊予約サイト」、「宿泊 当日」などが結果として表示されています。

自サイトの当該セクタにおけるポジショニングを考慮しつつも、このような付随する領域でのコンテンツ企画ができないかどうかといったアプローチでサイトの土台を構築していきます。

たとえば、「東京 ホテル」というターゲットワードを狙うサイトにおいて、「宿の予約機能を付帯できないか・・・」や「当日に宿泊できるプラン情報を提供できないか・・・」などのコンテンツ企画群を検討してみるといった感じです。

今回はキーワードプランナーのキーワード結果の一つの活用方法をご紹介させていただきました。今後、抽出したキーワード群の管理方法やコンテンツ企画への応用などの事例を紹介しますので、引き続きよろしくお願いします。

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