SEOやるなら必読コラム,ピックアップ

抽象的クエリワードの深堀り調査とタイプ分類のやり方を事例で紹介

2013年12月05日 ネズミ2号:略称「M」
,
このエントリーをはてなブックマークに追加

以前、キーワードプランナーの基本的な使い方としてキーワード収集の手順をご紹介しました。

その中で、「東京 ホテル」というクエリワードに対して、キーワードプランナーを使ったところ、「宿 予約」、「宿泊予約サイト」、「宿泊 当日」といった"東京"と"ホテル"というワードが含まれないキーワード群が抽出されたということを挙げました。

今日はこのような抽象的なワードに対して、ユーザーのどのようなインテンションが紐付いているのかを深堀りして調査してみましょう。



goodkeywordでキーワードの深堀調査

3語以上の複合語となると検索ボリュームは多くなりませんので、キーワードプランナーで抽出するより、他のキーワード調査ツールを活用したほうがよいでしょう。

ここでは、「goodkeyword」というツールを使ってユーザーのインテンションを探ってみましょう。

「宿 予約」
qw-needs_1.jpg

いかがでしょうか。
一部のキャプチャを撮りましたが、これだけでも「安い宿の予約」、「直前に予約できるか」、「宿の予約金」、「予約なしでもOK」、「宿の比較」、「エリア名」、「サービスサイト名」といった形で、「宿 予約」というワードに潜在的な知りたいことが紐付いていることが分かります

ユーザーニーズの分類

このように3語以上の複合語が抽出されるとユーザーがどのような意図を持ってそのような検索をしているのかをイメージしやすくなると思います。

また「宿 予約」などの2語で検索するユーザーは本来知りたいことを検索語として顕在できていないけど頭の中では知りたいことを想起しつつ検索しているものと考えられます

自社が対象とする分野において、ユーザーがどのようなことに興味・関心を持っているかなどは、このようなキーワードツールに頼らなくともリサーチ等を行い把握しておくことは必要不可欠です。

ただ、抽象的なワード群をこのように深堀調査することでユーザー意図を垣間見ることができるということを知っておいて損はありませんよね。

まとめ

やはりユーザーは何かを求めて検索という行為を行いますので、ウェブサイトではそのニーズに応えられるようにコンテンツを提供していくのがよいでしょう。

何でもかんでも情報を伝えればよいというのではなく、自サイトのポジショニングを考慮し、適切なアプローチでサービス・情報を伝えていくというところがポイントになると思います。

ポジショニングにつきましては、「絞ったクエリワード(QW)に対して競合優位性を確立する」というテーマで記事を公開していますので、ぜひご参考にされてください(→こちらの記事)。

,


関連記事