こんにちは。ねずみ小僧二号です。
今日は私が行っているSEO月次レポートについてご紹介します。
レポーティングに関してはサイトの特徴や課題によって切り口は変わってくるかと思います。今回はランディングページ分析として、アクセス数比較と流入キーワードの取得についてGoogleアナリティクスとGoogleウェブマスターツールを使った方法をご紹介します。
どのようにアクセスが増減しているのかを分析することで、現状把握と課題、今後の施策に活かすことが可能となります。
それではGoogleアナリティクスでの設定をご紹介します。
「集客」>すべてのトラフィックを指定
右上の期間設定にて「対象月」と「その前月」を指定します。
プライマリディメンションを「ランディングページ」、セカンダリディメンションを「トラフィックの種類」に設定します。
このように設定すると下図のようにランディングページとトラフィックの種類に対して、指定した期間毎のデータをみることができます。
こちらのデータをダウンロードして、下記のようなフォーマットで編集するとランディングページを今月トラフィックが多かった順でソートすることで、前月との対比やトラフィックの種類ごとのアクセスの増減をみることができます。
■参考
Storytelling Through Data: A New Inbound Marketing & SEO Report Structure
オーガニックに対して前月対比での増減は下記のような要因が考えられます
など。
また新規でページを追加した場合、どのくらいアクセスが来ているかを把握することも可能です。
Googleアナリティクス上ではGoogle経由のクエリワードが暗号化され、取得不可能となりましたが、Googleウェブマスターツールの検索クエリ機能を使うことで、想定流入ワード群が取得できます。
上位のページタブをクリックするとページごとの流入ワードを見ることができますが、注意すべき点が2点あります。
▼マークがあるURLリストについては、▼をクリックし表示されるキーワード群をコピーアンドペーストして取得しておくことをお勧めします。(月次での処理に組み込むなど)
以上の手順を踏むことにより、月次のタイミングでサイトへの流入状況の把握、アクセスを誘導しているページや前月との差分分析、また閾値を設定しそれを超えるようなデータが検知された場合はドリルダウンをして分析を行うことが可能となります。
本分析内容であれば、資料のための資料とはならず、インハウスSEO担当者として、他部署への状況説明にも活用できますし、今後のサイト運用の指針にもなるのでぜひご参考にされてみてください。