突撃!マット・カッツ

今後Googleは今後rel="author"による著者情報を評価して行くのですか?

2013年06月14日 ネズミ1号:略称「T」

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film.png今日の質問はカリフォルニアのマイクさんからのです。これから「rel=”author”」を活用する記事やニュースページが増えてゆくと思いますが、Googleは「rel="author"」を使っているホームページやページは評価して行く方針ですか?
matt:うーん、率直にお応えしましょう。答えは「Yes」です。現時点では個人的な見解としておきますが「rel="author"」は面白いアイデアだと思っている。秘匿性渦巻くWebの世界と、顔の見えるWebの世界を想像して比べてみて欲しいんだ。Webの世界には素晴らしい個人もいるし、同時にスパマーも混在していると言えるけど、それが区別できたら労せずして便利になると思わないかい?(ねずみ小僧1号:おいおいそれはあなたの仕事が楽になるって事!?)



matt:素性が明らかにされるようになると、後ろめたい人達は肩身が狭くなるのも道理だね。でも一方で、僕はWebの自由な世界観や、誰もが自由に発言できる場は必要だと思うよ。また同時に次のような事も正論といえるね。例えば、ダニー・サリバンがフォーラムで何か執筆したら、フォーラムのサイト自体のページランクが低くても、ダニー・サリバンの書いた記事は時間を割いてでも見ようとするだろう?
まさに今話したケーズは「rel="author"」の可能性についての面白い例だね。今後こういうケースをいろいろ探求する事が我々チームの重要なミッションの一つとなるのは明確だろ。

matt:今後は、さまざまな事例を繰り返し収集・研究して行くことで、サーチリザルト品質向上につながるアルゴリズム改善へとつなげて行こうと思う。

matt:実はGoogleの崇高な哲学は「単なるキーワードや文字列の組み合わせから本質的には物事をきちんと理解する知能へ」が最終ミッションなんだ。だからこそ、現実世界から拾った事柄・要素と実際の人や場所、モノとの関連性を表すデータとしてナレッジグラフ化し、蓄積して行くことが重要なんだ。まさに「link="author"」による著作者認証はネットワーク上の知と現実世界で実際に執筆した人のパーソナリティとがつながることなんだ。

matt:実際にどういう人がコンテンツを執筆しているか知ることができれば、非常に役に立つだろうし同時に検索結果表示する上で、上手に使うことができれば品質にも貢献できると思うんだ。

ということで、僕のチームメンバーの一部は、「rel="author"」について研究を続けている。そして、新たなシグナルとしてアルゴリズムにどう実装できるか目処を付ける事が出来れば僕としては満足だね。

ネズミ小僧1号:うーんマットさんって実は怖い上司なんでしょうかねぇ。これって公に公開しているビデオの中で「スタッフのみんな頑張ってるよぉー」、「そしてきっともうすぐ・・成果が..」って予想して激を飛ばしているじゃぁないでしょうかね。。。

matt:「おっっううう。。。痛いところをついくんだなぁー。」;でも、まぁそんなことはないよ。Goolgeが目指す"すべてのものを検索できるようにする"ってスローガンもはじめは「うそだろうっーー!」って実は心の中では思っていたかもしれないんだけど(これはオフレコでおねがいね♡)、今だんだんそうなってきてるでしょ!ようは僕も上からいろいろプレッシャー受けてるってことなんだよね。:スタッフのみなさん僕のためにもがんばって!

※注意:後半はネズミ小僧1号による妄想なども入っていますのでご了承ください。



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