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SEOのレポーティングで迷ったら一人前!インハウスSEOで状況報告をするために気を付けたいこと

2013年06月24日 ネズミ2号:略称「M」
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SEOのテクニックを追っているうちはまだまだ。事業会社のSEO担当をしていて頭を悩ますのは、プロジェクト関係者へのレポーティングではないでしょうか。私もいろいろな方から「SEOのレポーティングはどうしていますか?」といった相談を受けることが多いのですが、まずは取れる指標はすべて取っておきましょうと答えるようにしています。

会社によってSEOに求めているものは異なりますし、サイトの状況によっても報告する内容は異なります。また、中長期スパンと短期スパンでも報告する内容は変わるものですので、報告対象者やサイトのSEO状況に応じてカスタマイズしながら報告フォーマットを整えていくようにしましょう。



SEOで取るべき指標はアクセス解析データだけではない!

このようなことから、当然SEOの書籍やウェブサイトでSEOのレポーティングについて言及されているものは多くありません。アクセス解析の書籍には一部レポーティングに関して書かれていることはありますが、あくまでもオーガニック領域における流入の範囲に留まっています。

SEOで取るべき指標はアクセス解析からだけでなく、各キーワードのSEO順位やGoogleウェブマスターツールから読み取れるデータ、Googleのコマンド結果、ソーシャル関連の指標などが挙げられます。

会社がSEOに求めているものは何か?

会社側がSEOに求めているものは大きく分けて3つ。主要ワードのSEO順位、オーガニックからのアクセス数、売上に集約されます。これらの状況を数値で分かりやすく報告することがレポーティングでは求められます。

サイトの特徴に応じて重要なKPIは異なります。KPIを達成するために必要なKGIを選定し脇を固めて行きましょう。各ツールで取得できるデータの一例をご紹介します。

アクセス解析で取得できるデータ

ウェブマスターツールで取得できるデータ

Googleコマンドで取得できるデータ

ソーシャルに関するデータ

各データの取得方法や改善フェーズへの活用事例は、これからのSEO -実践篇-にて紹介していく予定です。

SEOのレポーティングデータで重要なポイント

一例をご紹介しましたが、取得するデータで重要なポイントをまとめておきます。

・時間の経過とともに変化するデータであること。
・サイトへの働きかけによって値の変動が起こるデータであること。
・改善プロセスに活用できないデータは取っても意味がないこと。

これらを意識した上で、中長期な視点、短期的なミクロ視点でデータの変化をウォッチしていきます。データが良い場合、悪い場合、感覚的に感じる部分もあるかと思いますが、レポート内では可能な限り見える化を意識しましょう。

・どのデータが良いのか/悪いのか?
・考えられる要因は?
・どう対策するのか?
・対策したことによりどうなることを想定しているのか?

特にネガティブ情報は、大・中・小の3段階のレベルに分けて、自分ではどうすることもできない問題は早めに報告することが大切です。また些細な小レベルの報告を都度行い、追加の報告や効果があまり期待できない施策に手間を取られるといったことがないように注意しましょう。

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