SEOやるなら必読コラム,最新動向

突撃!マット・カッツ考察|バックリンクを使わない検索エンジンについて

2014年02月22日 ネズミ2号:略称「M」
,
このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。ねずみ小僧二号です。

先日、マット・カッツビデオにおいて、「バックリンクを使わない検索アルゴリズムを試したりしているのでしょうか?」というテーマで語られていました。

日本のSEOブログなどの情報も参考にしつつ、自分なりに今後の方針を考えてみたのですが、今ひとつ腑に落ちなくて、急遽、ねずみ小僧壱号さんに連絡し、小一時間お話をいたしました。

今日は私の備忘録としてログ的なものを残しておきたいと思います。



マット・カッツビデオの背景を推察してみるのも面白い

私が気になったマット・カッツビデオの該当箇所は下記の英文となります。

we have run experiments like that internally
ビデオの21秒あたり

ここの英文を「実験をした」と解釈するか「実験をしている(今も)」と解釈するかで変わってくると思うんですよね。そこで…一号さんにそれとなく聞いてみました。

ネズミ小僧二号:今回のマットビデオは興味深いですね~。これからもやはりバックリンクが重要なんですかね。もちろん、作為的な有料リンクやスパムリンクは厳しく取り締まられるのでしょうが…。

ネズミ小僧一号:いやぁ~、私の突撃マット・カッツのビデオの記事を読みました?マットはバックリンクを使わないテストバージョンは「(現状は)まだまだ全然ダメダメですね」と言っているだけで、内部向けに実験は行っているっていうことを明らかにしたんですよ、今回のビデオで。もちろん今公開しているバージョンでは従来のHITS理論に基づいた評価を行っており、バックリンクはサーチクオリティを維持するための指標として重要な役割を占めていると言っていますが。(以下略)

ねずみ小僧二号:なるほどですね!ありがとうございます。さすがBigGですね。ユーザーの行動様式の変化やクエリワード(フレーズ)の多様化、検索意図のAI的な解釈精度向上とあらゆる観点から、最適なSERPsを出そうと日々実験であったり、改善を図っているんですね。

ねずみ小僧一号:そう捉えたほうがいいと思いますね。私も記事の最後に面白おかしく、うまく行ったら論文を公開してくださいね!って書いてみましたが(笑)。Googleがマット・カッツというスポークスマンを通して、定期的に情報発信しているということは、公開時期であったり、その時々のテーマであったり、何かしらの背景・意図があると思うんですね。少なくともこれまで公開されたビデオの流れを読み解くとランダムでピックアップしているのではないなということを感じられますよね。

ねずみ小僧二号:たしかに、そうですね。ただ英語を日本語に訳しただけ?と思われるサイトもありますが、一号さんのように、時には大胆仮説を交えながら、意見を明示していただけると、こちらSEO担当者としては、今後どのようにサイトを運営していこうかという部分でも非常に参考になります。

SEO担当者として

SEO担当者としては社内にノイズが入ると非常にやり難い局面が出てきたりするものです。

先日の森さんの真央ちゃんへの発言とそのニュースではありませんが、その一部だけを捉えて、「マット・カッツが未だに外部リンクが大事って言っているそうじゃないか!」なんて詰め寄られると正直面倒臭いですよね。

「確かに外部リンクは重要なのですが、そもそも…、ですから、これからは…」といった感じでしっかりと納得できる形で説得しなければいけない立場であるということも重々承知しております。

すこし愚痴っぽくなってしまいましたが、現場担当者としては、情報をしっかりと収集しつつも、直近の施策への影響、今後の中長期的なサイト成長戦略にどのように影響が出てくるのかという観点からも併せて考察し、頭と手を動かしていくということが大切だということを改めて感じました。

そして、SEOの話を仮説ベースでも良いので、あれこれとお話できる環境があると、脳が活性化し、いろいろなアイデアが出てくるんだなぁということも体験させていただきました。

社内でSEOの話しをできる環境にある方って、私を含めなかなかいないかと思いますが、一号さん、そして私二号もGoogleアカウントを運用しておりますので、何かありましたら、ぜひお気軽にメッセージでもいただけたらと思います。

情報交換をしつつ、お互い良い形で事業貢献していければいいなと思います。

,


関連記事