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手動ペナルティが期限切れにより解除?!Googleウェブマスターツールの挙動と順位回復事例

2014年01月30日 ネズミ2号:略称「M」
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こんにちは。ねずみ小僧二号です。

今日はうわさでは聞いていたのですが、Googleの不自然なリンクに対する手動ペナルティ(マニュアルアクション)が期限切れにより解除されたのでは?という事例の報告を受けました。

報告内容によると、主要ワードでの順位が急に回復したため、Googleウェブマスターツールの「手動による対策」の項目を見たところ、これまで「部分一致」という表示があったものが無くなっていたとのこと。

その際、ダッシュボードにメッセージが届いたかを確認してもらったところ、通知は届いていないとのことでした。



約2年間のペナルティ期間

Googleがウェブマスターツールに不自然なリンクのアラートを送り始めたのが2011年の中頃でした。

今回ペナルティが解除されたサイトも2011年の年末にアラート通知を受け、その約1ヵ月後に主要ワードを含め検索順位が大幅に下落し、アクセス減少の影響を受けたそうです。

その後、当時契約していたSEO会社のリンクを削除したり、可能な限り無意味な相互リンクの解除依頼を行い、再審査申請を繰り返したものの全てのリンクが解除できずに、再三申請したにも関わらず手動ペナルティが解除できなかったとのこと。

否認ツールが公開され、それも使ってみたが、ウェブマスターツールの「サイトへのリンク」から当該URLが削除されず、それも効果が無いのか・・・ということで、しばらく放置していたそうです。

今回の手動ペナルティ解除を受け、主要ワードが100位圏外から2ページ目に回復、下落前は1ページ目にランクインしていたとのことで、下落前の順位には戻らなかったようです。

確かに2年という期間があれば、リンク評価も変わっているでしょうし、競合サイトのラインナップも変わっていますので、下落前の順位に戻るということはないと考えておいたほうがいいでしょう。

同時期に手動ペナルティを受けたサイトでも解除されていないサイトも存在する

同様の時期にアラートを受けたサイトについて、まだ手動ペナルティを受けているサイトの存在も知っています。

manualaction-viewer_1.jpg

やはり、期限切れとは言ってもある期間が経てば解除されるのではなく、不自然なリンクが一定の基準を満たす程度、取り除かれていないと今回のように期限切れによるペナルティ解除はなされないのではないかと考えています。

不自然なリンクは継続して取り除くように

今回はあくまでも一事例であり、必ずしもこの現象が期限切れと断言はできませんが、参考までにご紹介させていただきました。

以前、同様の現象がGoogle Product Forumsのフォーラムでも報告があり、GoogleのEric Kuan氏により、エクスパイヤーされたものだという見解を示しました。ただし、予断は許されず今後も継続して不自然なリンクがあれば取り除くようにすることを勧めています。下記、Eric Kuan氏の回答を引用します。

It looks like the manual action that was applied by the webspam team on your site expired. Right now there are no manual actions affecting your site in Google's search results. However, even when a manual action expires, if the reason for the original manual action is still relevant, it's possible that the manual action will return later on.
I'd strongly recommend that you continue removing any inorganic links to your site to prevent any future manual actions on your site.

Error with Google webmaster tools

いくつかの主要ワードで検索順位の推移をウォッチしていますが、1月20日前後から昔ペナルティを受けて下落したサイトが戻ってきているのが散見されます。ターゲットクエリワードの競合プレイヤーの顔ぶれについてもチェックしておくとよろしいかと思います。

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