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2013年検索ランキング主要要因 by Moz

2013年07月15日 ネズミ1号:略称「T」
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Mozにより2013年のサーチ結果に及ぼす主要な要因について調査結果が発表されました。120人ものプロフェッショナルなSEO担当にヒアリングし、検索結果に及ぼした要因についてまとめられています。上位サイトと下位サイトの特徴を比べることで、どういった要素がGoogleランキングアルゴリズムの主要因になっているか興味深いデータがまとめられています。1位は、リンク構造によるドメイン自身の権威度、2位はページレベルの要素、3位が記事内容によるマッチング度となっています。



検索ランキング主要要因TOP5

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検索ランキング主要要因6位~9位

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TOP5から分かる重要指標

やはりページランク上位ドメインが優位なのが分かります。ホストのページランク自体は、キーワードには関係なく、相対的にそのドメインが信頼でき権威的なドメインであるかどうかの指標です。そしてこの指標をスコアリングする因子で大きなポイントを有しているのがリンク構造によるスコアリングです。当サイトもテーマとして扱っていますが、サイトやページによる投票みたいなものですね。この投票行為に恣意的に不正を働くことをGoogleは徹底的に監視しているのです。リンクビルディング自体(投票してもらうための活動)自体は否定されているわけではないということですね。一般的に、過剰なアンカーテキストなどによるリンクオプティマイゼーションはスパミングのシグナルだと捉えられます。テーマに即した引用や参照がなされること。そしてそれが多様であることが数よりまさるということだと思います。

中小事業者が注目すべき6位~9位の重要指標

全体の25%の要因となりますが、これは中小企業にとっては重要な基準となるので紐解いてみます。

まず6位の実クリック数やトラフィックについて。新しいページやサイトを発行するとGoogleでは時たま上位にランクインすることがありますが、このタイミングでニーズにあった内容のコンテンツはもちろんのこと、それを反映したタイトルスニペット(クリックしたくなるような)をきちんと戦略立てて立案することが重要だと言えそうです。次に記事レベルでのソーシャルシグナル獲得です。当然執筆者のオーサーランクなども有効だと思いますが、ホストバリューがまだないサイトでもページ単位で有る一定のレベルまでプロモートする事が可能だということですね。

その他はキーワードやドメインレベルなどテクニックには関係なく、サイト自体・サービス自体が世の中にない全く新しくて便利なモノであるとか、競合サービスやサイトと比べて明らかに差別化されている(ユーザーにとって便益がある)という要因が重要だというデータが明示されています。当サイトではマーケティングプロセスや従来のプロモートに関する本質的なテーマを説いていますが、まさに今回のサーベイでも顕著に証明されたと考えています。

2013 Search Engine Ranking Factors要約

2013年サーベイにより推測される重要なランキング指標と新たなに加わったシグナルとは?

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