SEOやるなら必読コラム,ピックアップ,最新動向

SEO順位変動?!参考になる初動報告のフォーマット例

2014年08月23日 ネズミ2号:略称「M」
, ,
このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。ネズミ小僧二号です。

今朝起きてSEOの順位をチェックしていたところ、久しぶりに異質な動きをしていましたため、今会社でもろもろ動向を調査しているところです。

朝確認した状態からすでに順位が戻ってきているキーワード群も存在し、一時的な動きの可能性もあります。

しかし、動きがあったという事実は存在するため、自社運営サイトの状況及び競合サイトの動向、Google全体の動き(想定とはなるが)を報告して、休日作業を終えようと目論んでいます。



変動幅について

参考までに、namaz.jpの変動幅を掲載します。

20140823_1.jpg

自社サイトについて

自社サイトについては、日々計測しているSEO順位の動向を見ておけばよいでしょう。今回のようにGoogleが動いてから落ち着くまでにはしばらく時間が掛かるため、一次報告としては、断定の表現は避け、数値化できる事実と自分の考えを含む仮説とを切り分けて報告することが大切だと考えています。

競合サイトについて

競合サイトについても同様です。自社サイトのSEO順位だけを報告するのではなく、競合サイトの主要ワードの順位動向も併せて報告すると説得力が増します。

報告例

マネジメント層以上に報告をしなければならない時の報告フォーマット例です。あくまでも一例ですしキーワード至上主義型の上層部を想定しています。

○月△日、XX時時点において、Googleでの大幅な順位変動を確認しています。
下図はGoogleの平均順位の変動幅を示すグラフです。

20140823_1.jpg

自社サイトのターゲットキーワード「XXX」「YYY」「ZZZ」において、順位変動が確認できています。

「XXX」□位→■位
「YYY」□位→■位
「ZZZ」□位→■位

ただし、現在もまだ順位変動が継続的に起こっており、順位下落したサイトが戻ってきている動きも出ています。

これまでもGoogleの検索順位で大きめな変動が起きた際は、順位が落ち着くまでに時間を要したことから、引き続き、順位動向を監視していきます。

尚、競合サイトの動向につきましては下記の通りです。
A社
「XXX」□位→■位
「YYY」□位→■位

B社
「XXX」□位→■位
「YYY」□位→■位

C社
「XXX」□位→■位
「YYY」□位→■位

Google全体の動きについて

日頃より、自社のセクタワード以外のクエリワードについてもGRCの100位追跡機能などを利用して取得しておくとよいでしょう。揺り戻しによって、最終的には変動前の順位に戻るかもしれませんが、一時的とは言え順位が下がったページ、順位が上がったページが存在します。

全体の動きについてはまだ情報収集の余地がありますが、「トヨタ」というワードでどのような動きがあったかGRCを用いて、見ておくことにしましょう。

20140823_2.jpg8月23日8時点の計測データですが、上図の赤枠の通り、大幅な順位下落のグラフが確認できます。

20140823_3.jpg

「トヨタ」というワードで上位表示していたサイトの中で、100位圏外に下落したページ群が上図の順位が「-」となっているサイトです。サイトの特徴からして、ここまでの大幅な下落は異質なものと考えられます。順位変動の経過確認では上記のサイトの動向を注視してみていくことができます。

まとめ

今回の変動によって、どのように落ち着くのかはまだわかりませんが、この状況下でいろいろなクエリワードの動向やサイトを見て回ると思いのほか副産物が得られます。

この研ぎ澄まされた集中力の中で、それらのサイトの特徴をあれこれ見ることになり、「なるほど今回上がってきたサイトはこんな風にコンテンツを作っているのか」や「こんなサイト構造になっているのね」といった感じで、今後自社サイトのサイト運営に活かすヒントが得られたりします。

優れた企画を出せるSEO担当者は、こういった危機的状況において情報探知する、そして「なるほど!」と思う体験の積み重ねでナレッジを蓄積しているからではないかと勝手に想像しています。

, ,


関連記事