突撃!マット・カッツ

新しく公開したページのランキンはなぜ後になって変わるの?

2013年07月06日 ネズミ1号:略称「T」

このエントリーをはてなブックマークに追加

film.pngちょっと古いネタだけど面白いので今日はインドのサンディーさんからの質問についてお答えしよう。
”新しいランディングページを作ったんだけどはじめのうちはターゲットとするキーワードで検索すると30-50ページ目にいたのに2・3周目にランキングが下がってしまったんですよ。良いコンテンツを作ったのに、なぜ後になってランキングをさげるですか!? もし良いページじゃないって言うなら、はじめの週に喜ばすようなことはしないでください!”

matt:サンディー、これは別に我々が君のことを試しているわけではないんだ。ちょっと説明すると検索エンジンっていうのは非常に複雑なお仕事をしているんだよ。多分一度30-50番目にランクインしたんだから、作ったコンテンツの品質がはじめにランクインした品質に相応しいんだって確証を得たいんだと思っていると思うが..そういう簡単な問題でもないんだ。



matt:例えば、大地震直後の状態を想像して見て欲しいんだ。これはいい例えかわからいないけど、はじめの数分よりも10分後、1時間後の方がより正確な状況がつかめるようになるだろ。大地震がきてから数分後はまず震度もわからないし、どれぐらいの被害が出たからもわからない、いろいろな人が異口同音にデマや大げさな情報を流したり何が正しい情報がわからないだろ。

matt:地震の例はいけてなかったかもしれないけど、ようするにどんな事件やホットなニュースについても同じことが言えるんだ。みんなが同じことを競って言い始める。だれでもとくダネはゲットしたいものだろ。ただ、だれがオリジナル著者か、ほとんどの人はRSSなど購読してて一斉にブログに上げたりするんだけど、はじめの数分、数時間ではなかなかだれがこのとくダネのオリジナルソースかってわからいんだ。後日、いや数週間たってからの方がいろいろと裏とりができるだろ。検索エンジンも同じなんだよ。

matt:サンディーのランディングページがはじめの週でいいランキングを獲得したのはその時点で我々のベストな推測だったんだ思ってくれ!時間た立つに連れて多くの事実が明らかになりそうした事実やデータを検索エンジンは統合し事実関係を明確にしてゆくんだ。そして時間がたってからやっぱりこの辺が相応しいかなぁと落ち着くべき場所に落ち着くことになるんだよ。

matt:例えば典型的な例でいうといくつかのクエリーはその時点でタイムリーでかつ旬さという点で評価されることもあるし(QDFのことだけど)、またその他のコンテンツは、QDFとは別に変わらない価値を長い間提供しうるものもあるんだ。例えば辞書サイトなんかはこれにあたるかな。

とあるトピックについての驚くようなニュースから誰かがただ投稿したブログ記事まで日々膨大なコンテンツが発行されているんだけど、どれが適切であるか直ぐに決めることは非常に難しいんだ。

matt:よく皆が勘違いしていることろなんだけど、ランキグのことは忘れて、全世界の人が的確に同じものを見たいと思っていて、結果は同一であるはずだっと考えている人がいるようだけど、実際はまったく違うんだ。

極端に言うとひとりひとり違った結果を提供しているといってもいい。国や街によっても違う結果を出すし、それから時間がたってからも変わるんだ。それはリンクが変わったからとか、ページが更新されたからということで変わる訳ではなくて、時間が経過するとものGoogleがさまざまな事実関係を知ることで、その時々のレレバントなページをランクインさせているんだ。

matt:これは重要なことだけど、アルゴリズムがスタティックなものだと思っている人がいたら考えけたを180度変えてくださいな。はじめは少ない情報しかアルゴリズムで処理できていないいんだ。時間の経過とともにより多くの情報が計算されることで、より適切な状態へSERPSが変容してゆくんだ。時間とともに蓄積されるデータを元により良いアイデアやひらめきがでるのと一緒で、Googleのサーチリザルトは常にベストな答えをさぐっているんだよ。

matt:こんなんで、質問の答えになったかな?

ネズミ小僧1号:うーんなるほどですね。でも、今回は、QDF/QDDって概念について、非常に解りやすいお話でした。



関連記事