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SEO内部最適化TIPS!T&Dチューニングで検索結果(SERPS)からのクリック率(CTR)を高める事例

2013年08月15日 ネズミ2号:略称「M」
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SEOは検索結果上のポジションを取るだけではなく、検索結果画面上でユーザーに認知してもらった後、実際にクリックしてサイトに来てもらうところまでしっかりと考えなければなりません(もちろん対象ユーザーに自サイトが提供できる最適な解を提示することが大切)。

T&D(Title&Description)は自サイトのホストポジションを形成する上でも重要な要素となりますが、検索結果にも表示されるため、クエリワードと検索結果のコンテンツの関連性を意識してユーザーに分かりやすく記述する必要があります。

Titleタグについては最適化を意識されている方が多いのですが、Descriptionタグについてはおざなりになっていることが多々見受けられますので、今日はメタデータ(descriptions)について最適化Tipsをご紹介しましょう。



Meta Descriptionsって何?

まずMeta Descriptionsについて、Googleウェブマスターツールのヘルプから「適切なメタデータ(descriptions)を作成する」を参照しつつおさらいしておきましょう。

description_1.jpg参照:https://support.google.com/webmasters/answer/35624?hl=ja

昔、まだメタデータ(descriptions)が検索ランキングに影響を与えると考えられていた頃は、Meta Descriptions内にターゲットキーワードを埋め込んだりしていたこともありましたね。現在は検索結果のランキングに影響しないとのGoogle担当者の見解も出されていますので、あまり意識しない方も増えてきたのでしょう。

Googleウェブマスターツールのヘルプでは、メタデータ(descriptions)に関して、以下の項目を説明していますので、ぜひご一読ください。

  • サイトのそれぞれのページにメタデータ(descriptions)を作成する。
  • それぞれのページに合った説明を作成する。
  • 明確な情報を説明に含める。
  • プログラムで説明を作成する。
  • 質の高い説明を使用する。

GoogleウェブマスターツールでCTRを確認しよう

Googleウェブマスターツールの検索クエリの項目を見ると、自サイトの検索クエリワードごとの想定表示回数、クリック数からクリック率(CTR)を把握することができます。
description_2.jpg

など、サイト改善に役立てることができます。アクセスを牽引している重要なページについては、これらのデータを参考にT&Dの調整を図るようにしましょう。

スニペット事例

それではここでどのように最適化すればよいのか事例を紹介しつつ見ていくことにします。以前にも紹介させていただいた「グアム 激安」というQWのSERPS。現在1位に表示されるサイトのスニペットをご覧ください。

description_3.jpgこれは上手ですね。
当然表示されるページ内で言及されていることを記述しなければ虚偽の内容となりますので、上記の「それぞれのページに合った説明を作成する」に留意して記述する必要があるのですが、ユーザーがまさに今関心があるであろうことをスニペットで補足するということは非常に重要なことと言えます。

私はこれまで数多くのサイトのSEOを担当してきましたが、サイトオーナーでこのMeta DescriptionsをPEST観点に合わせて適宜最適化しています!という方はほとんどいらっしゃいませんでした。

もちろん、このようにMeta Descriptionsタグを最適化することでCTRが上げられることを説明すると、その重要性を十分にご理解いただき、優先度の高いページに対しては敏感にチューニングをしていただきました。

優先的に対応したほうが良いページは、当該QWで検索結果の1ページ目に表示されているページでかつ検索ボリュームが多いもの。 記述するワードはこの事例のようにユーザーが関心のある直近のイベントについてページ内で紹介していることが分かる文字列。 当該QWでユーザーが明示的にクエリワードとして入力していないが、潜在的に知りたいと思っているであろうワード群を補足。など。

こういった観点を意識して、Meta Descriptionsタグを最適化することでユーザーにとって利便性の高い情報を提供することができます。Googleのクローラーが頻繁に巡回してくるサイトであれば、変更後数日内に検索結果に反映されます。
※ただし更新したMeta Descriptionsタグの内容をGoogleがスニペットに採用するか否かは制御できません。

まとめ

インハウスSEO担当者となった場合は、ターゲットとするキーワードでの上位表示とアクセス数の増大、恒久的なサイト価値向上による流入ページ種別、流入キーワード種別の増加をミッションとして求められるかと思います。

特にBIGワードの上位表示などを求められると不確定要素が多く、すぐに結果を出すことは困難なこともあるでしょう。

もちろん、経営陣、サイトオーナーの要求に応えられるようロジカルにKGI・KPIを積み上げて行くことは大切ですが、このような短期的に効果が出やすく分かりやすい施策をコマ目に取り入れて小さい実績を積み上げてアピールしていきましょう。

余談ですが、SEO担当者として周囲に信頼されるか否かで今後の発言力に大きな影響を持ってきます。あなたが信頼されるSEO担当者となることが出来れば、これまでSEOは怪しいと訝しく考えてた人たちをも巻き込んで、より大きな施策を展開しやすくなるのです。ねずみ小僧の経験上そんな感じです。

当サイトでは今後もこのようなTipsも記事としてご紹介していきたいと考えておりますので楽しみにしていてください。

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