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インハウスSEO業務に有効活用!ブラウザ上で利用できるフリーのマインドマップ作成ツール

2013年08月13日 ネズミ2号:略称「M」
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今日はブラウザ上でマインドマップ(ツリー図)を作成できる無償ツールをご紹介しましょう。

マインドマップはよくご存知の方も多いと思いますが、トニー・ブザン(Tony Buzan)氏が提唱した思考・発想法のひとつです。(マインドマップという呼称は英国ThinkBuzan社によって商標登録されています)

メモリーツリーとも呼ばれ、「ドラゴン桜」という漫画・ドラマで受験勉強ツールとして紹介されたり、一般的には発想術、ノート術、記憶術として有名ですね。

無償で利用できる「easy step」というツール、SEO業務でも有効的に活用することができます。



「easy step」の紹介

マインドマップの作成支援ツールはウェブ上でも様々なものが提供されています。分かりやすく手軽に使えるものはないかといろいろと試した結果、私はこの「easy step」に落ち着きました。

1アカウントで10個までしか作成・管理することができませんが、直感的な操作で扱いやすく、PDF出力のほか、CSV出力などの機能もありとても便利です。

また、作成したファイルは共有することができ秀逸な作品も公開されています(下図をクリックするとeasy stepのページに遷移します)。

+「easy stepマニュアル」のサンプル

+「N2法」のサンプル(↓このようなものも作れるのです)

SEO業務のキーワード分析でツリー図を活用してみる

SEO業務の一つ、キーワード分析を例にご紹介しましょう。
キーワードアドバイスツールで取得したデータや検索サジェストワードを分析する場合、検索ボリューム、流入数、SEO難易度などを併せて記載することがありますので、集計機能、ソート機能などがあるマイクロソフトExcelが最適なツールと言えます。

「バイク保険」キーワードアドバイスツール結果easystep_1.jpg

一方で、コンテンツ企画を行ったり、プロジェクトメンバーにキーワードマッピングを共有する場合は、エクセルの表形式で説明するより、イメージで共有したほうが理解されやすいことが多々あります。キーワードの分類化/カテゴリ化をマインドマップの思考法で行うことにより、情報の整理も併せて可能となります。

「バイク保険」キーワードアドバイスツール結果easystep_2.jpg「バイク保険」で作ってみました。テキストベースのアウトラインも出力可能!プロジェクト参加者もイメージしやすいのでプレゼンもラクラク。

サイト公開後のオーガニック流入KW分析フェーズでは、キーワード単体ごとの分析のほか、同系列のキーワードをカテゴライズし、そのカテゴリごとに分析を行うといった運用も行います。このキーワードを上位レイヤーに抽象化する考え方を訓練するのにも本ツールは役立ちます。

余談とはなりますが。

SEO業務のキーワード分析において、「easy step」のようなツールを活用することで、キーワードの分類作業などを視覚的に分かりやすく進めることができます。

本作業を効率良く的確に行うことは非常に重要なプロセスで、SEO対策キーワードの拡張や見直しに十分効果が期待できます。

しかし、SEO担当者として業務に当たっている方は、薄々お気付きかとは思いますが、インハウスSEOに従事する者は、今後キーワード分析だけでなく、ウェブマーケティングの幅広いスキルが求められるようになってきます。

Googleで自サイトのKW検索順位を追っていた業務から、市場調査、競合分析、ニーズ・ウォンツ分析、自社分析、サイト企画・構築、コンテンツ企画、キーワード戦略、コンテンツ調達、コンテンツ公開、サイト分析、サイト改善と一連の業務に対し、スペシャリストとしての立ち位置で業務に従事すること。

特にサイト企画、コンテンツ企画を行う際は、当該セクターの市場を熟知し、アナリスト的な役割も求められるようになります。まさに、製品・サービス企画プロセスと同等のプロダクトマーケティングスキルを持ち、企画を立案し遂行する能力です。

当サイトでは、今後訪れるであろうSEO担当者の役割の増大化に備えるとともにSEO担当者のプレゼンス力を高めていただきたいとの思いから、「これからのSEO -理論篇-」と称し、Googleのトレンドを追いつつ、サイト構築の本質を追究すべく、情報を公開しています。ぜひご活用いただければと思います。1回で理解できなかったとしても、2回、3回と繰り返し読んでいただくことで理解できるよう工夫して構成しています。

実際にコンテンツ企画でマインドマップを描く機会がありましたら、ターゲット市場に合わせたユーザーの購買プロセスの切り口でも考えてみましょう。近年セグメントは行動変数や製品の使用パターンといった変数を活用するケースが多くなっています。
こちらの記事も参考にしてみてください。

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