これからのSEO -理論篇-

1.セグメンテーション(QWの「ニーズ・ウォンツ」=「intention」を汲み取る)

2013年06月11日 ネズミ1号:略称「T」

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QW解釈をベースにサーチリザルト上のマーケットを定義せよ

マーケティングの基本中の基本であるセグメンテーションについては、市場に存在するであろう「ニーズ・ウォンツ」を発見し、そのニーズを構成する母体が商売するに値する規模と性格を有しているかという点が出発点となります。当然商売するには小さすぎるニーズ群であれば、もっと違ったビジネスに乗るニーズ・ ウォンツを発掘(探す)のがマーケッター、または商品・サービス開発者の主たるミッションとなります。



発掘したニーズ・ウォンツが魅力的な市場セグメントと言えるか、4R(1.Ranking(優先順位)/2.Response(測定可能性)/3.Realistic(規模の有効性)/4.Reach(到達性))を駆使して検証します。

<4Rのイメージ>

1.  優先順位(Ranking)とは、
   →ターゲット顧客層を重要度に応じてランク分けできるか?ということ

2.  測定可能性(Response)とは、
   →当該セグメントの顧客からの反応を測定、分析可能であるかということ

3.  有効規模(Realistic)とは
   →当該顧客から十分な売上、利益が見込める規模であるかということ

4.  到達性(Reach)とは、
   →市場セグメントへ効果的に到達可能であるか
   ・コミュニケーションの到達/商品・サービスの到達

また、セグメンテーションに関しては、類似するニーズやウォンツをマーケティング戦略上、同質と考えて差し支えないグループ(市場セグメント、分類、カテゴリー)に分化して対応することで効率的なマーケティングができるように配慮する工夫も同時に行います。

一般的に使われる変数軸

変数属性(アトリビュート)
地理的変数 地方、気候、人口密度
人口動態変数 年齢、性別、家族構成、所得、職業
行動変数 求める便益、使用率
製品使用パターン 最終ユーザーetc

みなさんセグメントというとすぐに年齢や性別を思い浮かべるかもしれませんが、近年では行動変数や製品の使用パターンといった変数を活用するケースが多くなっているように思います。

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