最新動向,突撃!マット・カッツ

ペナルティリンクの開示はWebmasterTool上でもう?行われているのですか?

2013年08月02日 ネズミ1号:略称「T」
,
このエントリーをはてなブックマークに追加

film.png今日の質問は、アリゾナ・フェニックスのベン・ホーランドからだ。「以前Webmaster Tools上でどのリンクがペナルティになっているか教えてくれると言っていたと思いますが、もう実施されているのですか?」

matt:はい、行われています。でもちょっと待って下さいね。まず以前にもきちんとお話したと思うんだけど...コンピューティングによる処理、つまりアルゴリズムに従った処理は機械的にランキングを変更するだけの機能しか実装していない。どこがおかしいですよって、人口知能で数多くあるリンクの中から分かりやすいものをコンピュータがピックアップして、例文付きでWebmasterTools上へ自動配信することはないんだ。



matt:でも、中には、Webmaster Toolへログインすると2,3のURL事例を添えたペナルティリンクに関するメッセージを目にする人もいるんだ。こういうメッセージを受信した人は、ウェブスパムチームによるいくつかのマニュアルアクションが取られたと受け取ってくれ。つまり、人が見て判断し、直接処理することで、貴方のウェブサイトランキングに影響するような評価を下したということだね。

matt:このケースでは、ウェブスパムチームが問題と判断したURLを数サンプル添えているケースが多いね。誤解のないように言うと、この数個のサンプルリンクが、ペナルテイを課したサイトのすべてのURL事例を網羅しているわけではないという事だ。
もし数百万近くもリンクがあるサイトの場合、掻い摘んだとしても、とてもe-メールに書き切れないし、そんなことしたら我々のストレージも大変なことになるからね。でも幾度も改善してゆく中で、少ないサンプルURLで、何故、特別に人力で判定Actionが取られたか、その原因を認識する為に、サイト運用者がどのあたりを見るべきか、察しが付くようにに工夫して例示するように努めている!

matt:それから、業務効率という観点もあるけど、今後メッセージ内に添えられるURLをどう増やして行けるかなども常に考えてもいるんです。以前の「あなたのサイトに不自然なリンクがあります...改善してくだい!」だけのメッセージから比べると、「えっ?どこが...????」とオタオタする前に、いくつかのURLが添えてあることで、どこが怪しいのか診断する重要なヒントとなるはずだからこれは訳に立つはずだと思うんだけど。。。どうでしょう?

ネズミ小僧:StonetempleconsultingのEricさんの記事で「Googleは貴方のサイトが適切にランキングされていなくても気にしてない!」と書いていますが、Googleさんは相対的にサーチクオリティを上げるのが目的。その中の一つのサイトがアルゴリズム改変でどうなったかという視点で個別に見ることはないとシニカルにお話しています。
でもこれは至極当然な話ですね。ビジネスですから!いくつかのスパミーなケースをテストモデルケースとして挙げて、ホールテストを実施して相対的なKPIを見て改善されればいいのですから。それもコンピューティングで効率的に数学的な観点で淡々と日々計算されて反映されるのが理想です。

でもそれがごもっともなのに、中にはマニュアルアクションを取るケースがあるということは、やっぱり特別な○○があるのでしょうね。まだ計算が完璧じゃぁないので、人手で調整が必要となる>人が見ると親心がでてくる...と一般的に想像が膨らむところですが。そうではないのでしょうね。


例えば.......
>せっかくいいサイトなのに...とか、皆がが便利だと使っているサイトやサービスなのに、なんでブラックハットに汚染されているかなぁとか、いう感じだったり...
>たまたまマニュアルチーム担当にコンピューティングの結果サンプリングされて上がってきたサイトかもしれませんし...
などなど。

そのような中で、「今までは人手による処理もドライに行なっていたけど、ヒントぐらいは添えようじゃないか!」ということにしたのは何かしらの戦略があってのことかもしれません。マットさん!この辺り将来ビデオで是非語ってください!
(・・; 実は、「啓蒙活動でした!少ないサンプルだけど、サイト運営者にヒントを与えることで、世の中のあまねくサイト運営者に伝播していって欲しいという伝導的意味合いがあったんだよねぇー」とか
(^_^;) 「やっぱ、人が見ると親心がでてきたんだよね....もっと温かいコミュニケーションも必要だなとか..orz」とかとか

でも、WebmasterTool上でのコミュニケーション改善については、以前マットさんが語っていた「今期ウェブスパムチームが重点的取り組むタスクの1つ」にも挙げられていましたので、是非、ご自身の口から実は...系のお話期待しております。

,


関連記事