ピックアップ,使えるツール

コトバを探す、見出す、発見する!kizasi.jpラボ「keygram」の使い方

2013年09月19日 ネズミ2号:略称「M」
, タグ:
このエントリーをはてなブックマークに追加

先日、キーワードを通じて発想を拡げるツール「reflexa」を紹介しました。

「面白いツールですね!」とのお声をいただきましたので、調子に乗って他のキーワード系ツールをご紹介したいと思います。

今日紹介するのはkizasi.jpラボの「keygram」というツールです。サイト内の開発ブログに詳しい機能説明や利用方法が載っていますので、ぜひ読みながら使ってみてください。

今日は私も最近飲み始めた「青汁」というキーワードで新たなファインディングがあるかやってみました。(アフィリエイト市場も活性化しているジャンルですね)



サイト設計時のキーワード調査の基本

私はサイトを設計する際に基幹となるキーワード調査は、主にGoogleキーワードプランナー(旧Googleキーワードアドバイスツール)とGoogleサジェストワードで行っています。

この段階であまり手を広げすぎると収集が付かなくなる恐れがあり、あくまでもROIの高いキーワードを中心としたクエリワードの拡がり、ユーザーのニーズ・ウォンツ分析、自サイトのサービス内容に応じたホストポジション戦略に利用しますので、上記二つのツールで十分との考えです。

対象セクタのマーケット調査は事前に行いますので、マーケット調査結果、自サイトのサービス、検索エンジン市場という視点でサイトコンセプトを企画・立案していきます。

詳しくは「これからのSEO -理論篇-」の手順をご覧ください。

検索ワード周辺のつながり

キーワード調査→サイト設計でよくやってしまう誤りは、青汁のサイトを作ろうとした際に「青汁+複合語」のみでサイト設計してコンテンツを並列につなげてしまうことです。

たとえば、
「青汁 効果」「青汁 ランキング」「青汁 ダイエット」「青汁 口コミ」「青汁 効能」「やずや 青汁」・・・
とGoogleキーワードプランナーで抽出されたからといって、

というコンテンツを脈絡もなく並べてしまうことです。

サイト設計時に、セグメンテーション、ターゲティング、SERPs上競合分析、ポジショニングを行えばこのようなことはなくなるのですが、このプロセスを飛ばしてしまうとコンセプトが不明なサイトが出来上がってしまうことになります。

実際に青汁に関心がある人は?

「青汁」を例に挙げると、青汁に関心のある人は、常に「青汁+○○○」と念頭にあるわけではないということです。

青汁の効果も関心があるかもしれませんし、商品、成分、値段、代用品などその他のことなど多岐に渡って気になることがあるはずです。

ここで「keygram」を使って、その他のワード群を探してみましょうか。
青汁の周辺には、青汁というワードを言及していなくても、青汁に関心のあるユーザーの頭に思い描いているワードがあるはずです。

keygram_1.jpg

中心語として、

野菜(4)ケール(3)豆乳(4)ヨーグルト(2)粉末(4)ダイエット(3)栄養(4)ジュース(3)ビタミン(3)キューサイ(3)美容(3)タイプ(4)パン(2)ヤクルト(2)ミネラル(2)バランス(2)冷凍(4)国産(3)ウルトラパニウツ(2)ゴマ(2)連想語(249)

といったグループで括られました。具体的なワードはサーチ結果として記載されていますので、ザーッと見てみると「なるほど」といったフレーズも出てくるのではないでしょうか。

keygram_2.jpg

「keygram」の開発ブログの第1回はこのような文面から始まっています。

|コトバを使う人々の感性

ぴったりのコトバを探す、見出す、発見する・・・

そんなニーズが世の中にはいろいろとあります。

たとえば:

自社の商品にぴったりあった広告キーワードを選定したい
適切なキーワードをホームページのメタタグに設定したい
気持ちの伝わるコトバをキャッチコピーに使いたい
心に響くコトバをブログに書きたい

こんなコトバの探索活動に役立つシステムはできないだろうか?

サイトはあらゆる構成要素を持つ

「青汁」をテーマとするサイトを構築しようとした際、自社サービスのコンセプトとユーザーニーズ・ウォンツを分析してサイト設計をしようとすると自然とターゲットとなる事象の周辺概念を含めた情報が含まれてきます。たとえこの「keygram」というツールを使わなくてもです。

ブレインストーミング、インタビュー方式、カードソーティング、KJ法など発想を拡げたりまとめたりする手段を使うこともありますが、やりたいことは「青汁」を中心テーマとした情報が整理されたサイトを構築すること。そうすることで、ユーザーにとってもGoogleにとっても情報をサーチしやすくなり、それらサービス・コンテンツの特徴に応じてホストポジションが確立していくのです。

まとめ

サイト構築時のプロセス及び新たなコンテンツ企画を行う場合は「これからのSEO -理論篇-」をぜひご参照ください。こちらでまとめたプロセスに従ってサイト・コンテンツの企画、構築を行うのを前提として、キーワードの発想の拡がりを手助けする意味合いでこのようなツールを活用されるのがよろしいかと思います。

, タグ:


関連記事