疑念を払拭するための心得について
wallaroomedia:今日は米国のSEO企業のホームページにあった心得的な記事を紹介します。独自調査によると65%近くの潜在クライントはSEOという言葉について疑いをもっているということですが、そこはやはりSEO会社。近年の過剰なブラックハット対策として行われたアルゴリズム変更や、もう使えない..という旧来の手法により定着したイメージの払拭に向けて、これからどうクライアントに対して接していったらいいかちょっとしたアドバイスが書かれていましたので紹介します。
SEOと聞いてイメージするものは?
オンラインプレゼンスをブーストする魔法のサービス...幸運任せ...まれに効果が出ることがある...いや、詐欺そのものだ..
いやなんとも悲しいイメージですね。
ではSEOとはなんぞや?という問いかけについては...
まぁただしく答えられる人は17%、惜しいという答えが11%、ネガティブなイメージもしくは知らないという人71%
なぜ、こんなことになったのか?3つの悲劇
- コンスタントに変わるアルゴリズムについてきちんとした説明ができないし、定量的な説明ができない
- SEO(Search Engine Optimization)という語呂合わせ字体が意味不明であり、技術的な連想をさせられる。その瞬間から経営層は自分事としての思考回路が働かなくなる(SEO担当は投資回収計画が立てにくく予算稟議の説明がしにくい)
- SEOはどういう訳か悲劇的な歴史というレッテルを貼られている(シェイクスピアではないがまさに悲劇のヒロインと化している)
┗ 一部の非倫理的なSEO手法のおかげでGoogle様から検索結果をアンフェアな方法で操作しようとしている輩だとレッテルを貼られていると誤解が蔓延している
ではこれからどう向き合ったらいい?3つの福音
- まずはリブランディング..SEOがらみの専門用語は極力避ける事、更にオンラインマーケティングカンパニーとかコンテンツストラテジーコンサルタントとか、デジタルPRカンパニーといったブランディングをする事
- 最新のアルゴリズムアップデートをキャッチし、きちんと分析理解すること。そして子供に説明する位噛み砕いて説明できるように準備する事
- ズルをしてはいけない、そうした手法を選択するのではなく、揺ぎないフレームワークによる中長期な倫理的なアプローチを進める事
だそうです。なんだか耳の痛いお話ではありますが、これから日本でも、SEOという言葉や、SEOを手がける企業のリブランディングという作業は必要になるかもしれませんね。
少なくとも、オンラインマーケティング領域、それもオーガニックやソーシャルといったノンペイド領域は今後拡大することは間違いないと思いますので、こうしたセクターで改めて業界の進むべき道に功名が差してくれればいいですね。
では、今後のスキームってどうモノ?
3つの福音と訳させていただきましたが、3番目の:Don’t take shortcuts, have a strong ethical framework部分ですが、「A strong ethical framework(ゆるぎない倫理的なフレームワーク)って言われても」と思われる方に今後の提案施策の方向として参考となるネタをSlideshareより紹介します。興味のある方は下記を参考にしてください。
以下のテーマに答えることができるといいかもしれません。こちらはまた後日余裕がありましたら記事にさせていただきます。本日は箇条書きにて失礼します。
PRISM問題後、ADクリック以外は、暗号化へ
HUMMING BIRDSは検索問い合わせを正しく理解するためのアルゴリズム
- 対話型のクエリでSERPsUIが変容する(今後のトレンド・特にモバイルデバイス)
- 90%のQWに影響、意図翻訳は(自然言語:話し言葉、同意語・類義語判別、文脈、共起言語による意味解釈)により、ユーザーのリクエスト意図を正確に解釈できるようになる
Google+がどうか活用されるか?
- +投稿の共有について
- パーソナライズリザルトについての理解とどうなるかについての知見(知人が共有したなどが表示)
- Google+投稿自体がSERPsに
- Google+の共有行為がSEOにどうインパクトをもたらすか(non-personalizedケース)
AuthorshipとAuthrorankについて
- Eric Schmidtの”TheNewDigitalAge著書の意味するところ”
→検索結果においては、情報はそのソースが誰のものか、プロファイルを明確にすべき..
- In Depth Aticles
- Publisher Rankについて(AuthorRank - like and share singnals for a site)
すでに使えない手法についてきちんと整理整頓する
- 過剰なPR対策、KWの活用など
- Googleは戦略的な対応を求めている点についての理解
最後に常に下記のことについて留意できているか?
- 唯一の何かを創ることができるか?(USP)、SERPs上の多様性の中で差別化できる戦略..
- 専門知識やノウハウを共有したりしてオンライン上での信用を創造できるか?
- ターゲットUSERのニーズ・ウォンツを基にしたストラテジーを練ることができるか(この事に集中できるか)
- ユーザービリティで優れているか?、便利か?、優れたサービスか?あなたのサイトは3つの問いかけにYesといえるか?
- オンラインコミュニティはあなたのことを認めているか?
当サイトをご覧いただいている方の中には釈迦に説法という内容だったかもしれませんm(_ _)mが、当サイトのテーマでもあるホワイトハットという文脈では、上記アウトラインについてのケーススタディや中長期戦略と、UX観点でのフロントエンドデザインに関する事項、当然今まで通りのサイトアーキテクチャー含む内部施策&外部施策と運用(オンラインマーケティングという文脈での運用)などについてこれから実案件で実績を上げ行くことがSEO会社にとって一つの強みなると言えるのではないでしょうか?
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