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サイト管理者は、検索結果だけに頼る時代は終わった!?いやそうじゃないでしょ!

2013年10月15日 ネズミ1号:略称「T」
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film.png今日はインドのシャブハムスタンターさんの面白い質問!「Googleによる検索結果の変動が激しくなっていますが、こうなるともうGoogle頼みを諦めて、検索エンジンよりソーシャルからトラフィックを誘導しようとすべきだと思いませんか?」

matt:オーケー気持ちは分かるよ!と言いたいところですが..。Googleは創業当初からベストなサーチリザルトにすべく常に改善を重ねてきている...そしてこれから未来もかわらないのです。特に2013年の夏からは、ブラックハットな手法を駆使しているサイトは徹底的に排除してきたのも事実。常にSERPs上に素晴らしい・役に立つ答えを表示し、ユーザーに満足してもらう事。これがゴールですしこの事は昔から変わっていないのです。

matt:中身のないコンテンテンツ・ユーザーの意図に反したコンテンツばかりが上位を占めるようになったら、人々はGoogleを使わなくなるだろうし、そもそもインターネットの価値ってなに?ということになるんじゃないかなぁと考えています。きちんとやっている企業やサイト管理者にとって、「さまざまなユーザーに支持されるサイトやコンテンツを作る」=「トラフィックが誘導できる。」ということは「検索が便利であり続ける」=「ユーザーが使い続けてくれる」に同義だ!という見方ができれば、実はGoogleもサイト運営者も共通のゴールを目指しているんだということに気づいてください!



matt:更に言わせてもらうと、Googleアルゴリズムについてリバースエンジニアリングをやって穴を探し、ズルして相応しくない情報を上位表示させてしまったら、「膨大なサイトやページが存在するインターネットというけれども、結局こんなにショボイ情報しかないの?」「やっぱレガシーメディアのほうが信頼できるね。インターネットはボリュームだけで中身はないねぇ...」って事になるとは思わないかい?

そうならない為に、これからもGoogleは常にアルゴリズムを改善しアップデートするし、どうしたらユーザーにとってベストな経験をしてもらえる検索体験を提供できるか、今後も努力して行くことは変わりません!

matt:さて、一方で今日の質問は、ソーシャルに対するニーズが増している!って内容だと思いますが、私は何も検索エンジンが全てだとは思っていません。屋外看板や電話のイエローページや印刷物などもプロモーションチャネルとして皆さんは利用できるし、Twitterやfacebookなどもマーケティングチャネルとして幾つものバスケットを持つように選択肢があるのは当然のお話です。

matt:どういうマーケティング戦略、プロモーション戦術をとるかはあなたの自由だけれども、1つだけ確かなのは既存チャネルや検索以外のチャネルを使ったリード獲得プログラムも、不正を働いて品質のよいリード獲得はできないと思うんだ。ブランディングメッセージやそれを効果的に表現し伝えるにはどれだけ予算をかけて、どのようにプランすればいいか?など、顧客に的確にリーチし、リアクションをもらえるよう皆さんいいモノやコトを一生懸命企画するはずだからです。(※心の声:だって、ソーシャル上では価値あるものしかみんな共有しようとは思わないし、コメントや誹謗中傷含めずるした企業は徹底的に叩かれると思うんだけどね)

matt:Googleが声を大にして言えることは、このように、誇大広告ではない、ユーザーニーズに真の意味で応えられるモノやサービス、またこれに関連した役立つ情報などきちんとコンテンツとして情報発信しているならば、Googleの検索結果でより上位に表示されるはずであるという点です。

さぁ、どうでしょう?スパム行為をせず、真っ当な努力でGoogle検索上位に表示される事と、他チャネルのプロモーションで成功する事とは同義だと考えてみてはいかがでしょう?心のモヤモヤが治まるのではないでしょうか?

ネズミ小僧:(※本日は大分意訳させていただきましたが..)最近の論調であるソーシャルからのトラフィック価値が検索にも匹敵するようなって来た!とか、これからはソーシャルからのトラフィック誘導も真剣に検討しよう!などといった論調に釘を差した内容だと拝見させていただきました。

Twitterもfacebookもお馬鹿ではないはずなので、「こんな事、あんな事」を許してしまうと、ユーザーから見放され、メディアの価値が危うくなってしまうかもしれないと、しっかり考えているはずです。

と言う事は、検索結果と同じくきちんとユーザー支持される、またはユーザーニーズのあるまたは可能性のあるネタや情報を提供しない限り、ソーシャル上からもトラフィックを誘導できないし、こうした考え方は、Google検索のベースにあるゴールと同義であるということなのですね。

こっちの水が甘くなるなると、あっちの水は本当に甘そうに見えるものですが、こうした基本を忘れないでねということなのだと拝見させていただきました。

あっそう言えば、日本でも朝日新聞電子版で、「検索上位がいきなり圏外 「自演」許さぬグーグル」という記事が出ていました。タイムリーなお話ではありますが..これも計算されて記事になっているようでしたら凄いですね。

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