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ユーザーのロケーション情報などを判別してリダイレクトしたりするのはスパムですか?

2013年10月10日 ネズミ1号:略称「T」
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film.png今日はピーターさんからだ。「私の管理するサイドではIPアドレスなどからロケーション情報を判別するような技術を使い、ユーザーに相応しい情報、例えば、その地域での価格や地域特有な仕様情報などを表示しています。これってスパムとみなされてしまうのでしょうか?SERPs上ではクローラーのreferやアドレスからXというコンテツをキャッシュしてもらっているのに、ユーザーにはIP情報などからそのエリアに適したYというコンテンツを表示させるといった感じなのですが。。。?」

matt:ジオロケーションを活用してリダイレクトすることはスパムとは見なさないのでご安心ください。!。例えばこの人はIPアドレスがフランスだからフランス語のへ飛ばすとか、ドイツのIPならドイツ語バージョンのページを表示するなど理にかなっていると思います。



matt:GooglebotのIPは、米国のIPであることが多いので、botには英語のページを読んでもらってキャッシュしてもらうことが多くなると思います。しかし、実際グローバルで展開してるサイトなどは、ユーザーが米国IPからのユーザーでない場合、その国のIPに相応しいページへリダイレクトする事はなんら問題ありません。

事実Googleもそのような処理をしているんです。世界中からアクセスがあるのですが、さまざまな情報(まぁおもにIPアドレスになりますが)を判別して、そのユーザーにとって最適なページへリダイレクトしていますよ。

matt:はい、ここでピーターさんの質問にもどりましょう。「XというコンテンツをGooglebotに見せておいて、実際にはYというコンテンツへユーザーをリダイレクトする」という部分。字面だけで見てみると、これはまさにクローキングというスパムとなります。恣意的にやるのではなく、一般ユーザーに施すのと同じ処理をGoolgebotに対しても正直行ってもらえれば問題はありません。例えば、UserAgentなどでモバイルに最適化したページを表示したり、IPアドレスなどからエリアを判別し、そのエリアに最適なページへ誘導するなど。当然Googlebotは米国IPが多いので、アメリカエリアに最適化されたページリダイレクトされることになりますね。

matt:refer情報などを判別して、ユーザーの環境に即したrelevantなコンテンツを表示する行為はスパムではないです。※注意)ココからはネズミ的な意訳です。GooglebotのUAでアクセスしてきた時にマットカッツがオススメする週末オススメ映画情報というページを見せておいて、pornographicでない全うな情報ページと装い、一方で一般の人だと分かるUAやIPでアクセスしたら、いやらしいアダルトサイトへリダイレクトするのとは全然話がちがいますよね。

ネズミ小僧:クローキングやスニーキーリダイレクトなどはお話は随分昔から注意されている内容です。モバイル甩のBotを走らせますよアナウンスのあった時もレスポンシブルを推奨するが、一般ユーザーへ対する挙動と同じ挙動をGooglebotにも示してもらえれば、重複とはみなさいといっていましたね。(ただし余裕があったらcannonicalをやって)という感じだっと思います。今日は短いビデオでしたが、ロケーション情報を判別したリダイレクトについて改めておさらいさせていただいました。

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