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ゲストブログをスパムなリンクビルディングと誤解されないポイントについて教えて下さい!

2013年10月20日 ネズミ1号:略称「T」
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film.png今日はアリゾナフェニックのベンさんからだ。「ゲストブログをやる上で、その記事がお金をもらったやらせのペイドリンクだと見えないようにするにはどのようにゲストブログやったらいいのでしょうか?注意すべきポイントなどあれば教えて下さい。」

matt:非常に面白いご質問ありがとう!はい、では我々がスパムレポートを行う事例からお話しましょう。スパムレポートは、スパムチームによりマニュアルで判定してレポートがあがってくるのですが、きちんとしたエディトリアル記事と広範囲にリンクをばらまく意図で作成された記事をどう判別するか?という点では明確な基準があるのです。。ではその基準について考え方をお話しましょう。



matt:リンクビルディングや不純な動機で書かれるゲストブログというのはその記事自体が、サイトのテーマからしてOFF TOPIC(テーマに関係ない)な記事だったり、irrelevant(サイトのテーマに即した記事ではないねぇと思える内容)などが該当しますね。言ってみれば、サイトやブログの主要なトピックでないようなテーマで記事が書かれているケースです。往々にしてこういう記事には、キーワードリッチな不自然なアンカーテキストが多いですね。

matt:どうでしょう?これはどうみてもイカサマの匂いがプンプンしますね。

そもそもゲストブログというのは、特定のテーマやパラグラフで言及した話題について、その道の専門家の方により深い見識の記事を書いてもらおうという流れが自然ですね。
ですので、専門家たるゲストにどういう経緯でゲストブログを書いてもらうことになったかを紹介する流れも至極一般的な法則として当てはまると思います。
はい、ではこうした一般的なゲストブログの概念を念頭に置いた時、いざ記事の中を見てみると、前段で述べたテーマについて別に深い内容もないし、そこに不自然なアンカーテキストが乱立しているような記事だったとしたら、当然マニュアルアクションが取られるのも仕方ないということが、お分かりいただけると思います。

matt:はい、ではどういったスペクトラムで「ペイドリンク」~「素晴らしいエディトリアル記事」を判別しているか、ちょっとお話しましょう。ペイドリンクについては、分かりやすくいうと、安いバイアグラについては「こちら」みたいな皆も良く知っている類のものですね。みなさんもどういう記事をブログに乗せたらいいかを考えながらコンテンツマーケティングをやっていると思いますが、あまりブログに関係無いような500文字程度のキーワードリッチなアンカーテキストが含まれるような記事についてはペイドリンクとしてみなしてもいいでしょう。ゲストブログについては、最近増えてきていますが、いろいろなケースがありますね。例えば、あたなのブログの品質を下げるような記事、例えば、全然関係ないテーマをゲストブログとして書いているけれどもその必然性が不明だねぇ、というケースから、全然専門家でもなんでもないという人が書いているケース。あなたのブログのオーディエンスとして、その道の専門家の人が意見・見解を述べるというケース。

matt:このように低いクオリティのものから高いクオリティのものまでいろいろなケースがあるのですが、今お話したようなスペクトラム(判断の基準・範囲)で「これはオーガニック(純粋なエディトリアル)だね」。とか、「これはいい記事だね!」とか、「これはスパムでしょ!」というように我々が見ているとイメージしてもらえるといいかな。

matt:では最後に私からちょっとしたアドバイスです。

まずは1つ目。数があればいいというのは?ですね。

⇒沢山のゲストを募り、さまざまなテーマでとっかえひっかえブログを書いてもらったり、このサイトはいいよ!みたいなお世辞記事を書いてもらうような事ですね。こういう手法でのリンクビルディングテクニックはあまりおすすめしません。

次に2つ目。ゲストブログとはあまり関係ないかもですが..

⇒ゲストブログというからには、他人のブログにゲストで参加するのものだと言えると思いますので、ある程度の節度が必要だとも思うんです。例えば、常日頃からいろいろなサイトやブログにアプローチして私のサイトやブログはこんなことをやっているので、是非記事にしてくださいなとかいう活動を行ってリンクを構築しようなんて行為は到底違うものだと言えますね。

今挙げた手法については、あなたのウェブサイトのオンラインレピュテーションを作り上げるテクニックとしてはおすすめしません!ちょうどこのビデオを終了する前にとある人とちらっとお話して..、「マット、これだけはクリアだねー」としみじみ..話したりもしたのですが..まぁ、みなさんも想像つくかもしれませんが、恣意的なページリンク稼ぎとゲストブログを判別する基準についてのことなのですけれども...「どんな形であれ、ページリンクとして見えるようなものはやっぱスパムだよねぇ」という結論です。そういう記事やページはリンクをカウントするのは止めておこう、という事で結論を出したりもしています。さて、どうでしょうか?ご質問者のお役にたったかな?

ねずみ小僧:うーん、「カットこれだけはクリアだねぇ...」と言える人といえば、あの方しかいないかもしれませんが..。最近ソーシャルやコンテンツを巧みに利用したリンクビルディング手法は、海外のSEO関連記事でも多く見かけるようになったと思いますね。たとえば、ちょっと古いですがこういう記事とかも今回のゲストブログとはジャンルは違いますが、リンクビルディングのヒントとなるようなものですね。Googleさんがこれまで裏で指標として数えていたものが「信用できなくなる!」⇒「さらなるアルゴリズム改善」という流れは今後も続くのですね。ここ最近のビデオではソーシャルシグナルなど「たんにいいねボタンとか+ボタンとか数をかせげばいい」という事に関するお話、今回のリンクビルディングに関するお話もそうだと思いますが多くなっているように思います。通常プロセスであれば、非連続性のたま物としてアルゴリズムにフィットするグラフとして綺麗であるべきものが、やはり、こういう手法でオーガニックでブーストさせようとか下心まる出しで、Googleさんの穴を見つけて集中投下などされるとGoogle社もいろいろと大変なことになるのかもしれませんね。

「そんなことばかりしてるともうリンクはカウントしないよ!とか、薄っぺらのPageRank(Naverまとめとか)を一律さげちゃいました!とかここ最近何かと話題となっているような現象につながるのもしっくりくるとネズミ小僧的に考えてしましました。まぁ、これはこれで、検索エンジンも全てコンピューティングでまわしていると言う訳ではなく、きちんと運用という概念をやっているのでしょうから当然の流れであるとも言えると思います。よってサイト運営者は、そうしたシグナルをいち早くキャッチし、マーケティングプランを先読みした王道を進むべきなのかもしれませんね。投資を無駄にしないためにもですが。。

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