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内部リンクでもno=followってやった方がいいの?例えばログインページへのリンクなど

2013年10月01日 ネズミ1号:略称「T」
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film.png今日はマドリッドのクリスチャンからの質問。「内部リンクも本当は"rel=nofollow"とした方が理にかなっているのではないでしょうか?例えばログインセッション時のページへのリンクなどはその方がいいように思います。内部リンクrel=nofollowとするのとしないのとで違いはありますか?」

matt:はい、ちょっと前置きが長かったので、ねずみ小僧さんの監修でまず冒頭で結論から。
内部リンクについては、コンテンツをインデックスするのに使う(見つけるのに使う)ので、rel=nofollowがあってもなくても、クロールする際には無視するようにしています。したがって、ご質問のような作業は必要ないです!



matt:はい冒頭へ戻ります。以前にもrel=nofollowについてはお話しましたが、大切な話なので、もう一度おさらいします。rel=nofollowとは、PRを引き継ぐか、引き継がないか、という時に使うメタアトリビュートですよね。簡単にいうと、自分のサイトからリンクを張る際に、自信をもって投票します!と宣言するか、宣言しないかという使い方をする署名みたいなものです。一方で、内部リンクに関してはそもそも、我々はno=followは無視するようにしているんです。内部リンクでこのページからあのページ、こっちのページからあっちのページへとリンクが張られている場合、PRは流れるようにしています。だってその方が理にかなっているでしょ!no=followは無視しているんです。

matt:はい、質問に戻りましょう。今回の質問では、ログインページやログイン状態のページについてですね。うーん、こうした切り口の質問は今までなかったですし、ある意味、奥深い質問です。掘り下げてみるとウェブマスターの方々はいろいろ悩んでいるのですね。恐れ入りますという感じなのですけれども...「えへっ?」

matt:結論をいうとログインページへのリンクについては、たとえウェブマスターの皆さんがこれ重要でないよねぇと思うような規約とか、入力フォームとかへのリンクにrel=nofollowをつけたとしても、googlebotがクロールする上で悪い判断は決してしませんのでその点はご安心してもらって差し支えないとここではお話しておきます。
確かにクレジットカード番号を入力するとか、注文するとか、ログインはこちらとかいったリンクは悩むのもわかります。ただ、内部リンク構造においては、no=followは書いてあったとしても、無視することになるので杞憂となってしまいますよ。

matt:一方で、サイト内部から外部のサイトへのリンクとなると話は全然違って来るのでご注意を!例えば、認証してコメントを残したりするケース。コメント内に外部へのリンクがあるときなどは要注意だね。スパマーはこの点狙ってくるんです!コメントする人が信頼にたりうる人かなど見極めが必要だね。それからログインしてプロフィールを書き込む場合は注意してくれたまえ!例えば、ログイン認証して、プロフィール欄に、「私のブログ/サイトURL」なんか入力して表示できるケースも注意が必要だね。システム的にno=followを補完するようにするとか対応してほしい!

matt:ハイではまとめです!内部リンクについてはnofollowとか関係なくPRは引き継がれます。インデックスされたくないとか、検索結果に表示させたくないとかいうような特別な理由があるときは、noindexなんかを使ってください!でもあなたは嫌でもある人にとっては役立つかもしれないけどね。

ネズミ小僧:マットさん。わかりやすい説明ありがとうございます。今日はハドソン研究所の日高義樹風に〆させていただきます。

マットさんのインタビューによると

  • 同一ホスト内の内部リンクにおいてはPRは引き継がれる
  • nofollowは内部から外部へリンクする際に使うアトリビュートである
  • ログイン中のページなど人に見せるようなものでないと思うページがあるかもしれないがGoogle的にはそんなこと関係ないという方針をとっている。
  • Googlebotレーダーにスキャンされ秘密のページを世界から隠したいという戦術をとりたい場合は、noindexを設定すべきある

以上カリフォルニアマウンテンビュー:マット・カッツさんからのリポートでした。

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