SEOをやっている方はすでにお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、ビッグキーワード「キャッシング」というクエリワードで上位表示していた比較サイトが圏外に下落しました。
サイトのコンテンツ内容から判断するとおそらく外部施策が要因と考えられるため、第三者でも確認できるレベルでチェックしてみました。
結論から言いますと、以前はGoogleのSEOに効果があった外部リンク施策を行っていてサイト運営歴が長い場合、どのリンクが怪しくてどのリンクはグレーなのか、これは大丈夫なのかと判断が付きにくいものが数多く出てきてしまいます。
無機質な相互リンクや中小検索エンジン登録といわれるディレクトリ型のリンク登録システムなど今ではそのリンクを削除するのも難しいページも存在します。
今回下落したサイトは、内容がしっかりとしているので、優良なリンクも含まれているのですが、いかんせんリンクが混沌としていて、このペナルティ的状況を今後どのように対応していくのか経過を見てみたいと思った次第です。
というのも、私自身も2000年代初期から運営しているドメインが2012年にGoogleからの不自然なリンクアラートにより下落した当事者であるからです。そのドメインも当時効果があるとされた様々な外部リンク施策を行っていました。
不自然なリンクアラートを受け実際に順位下落した後、あらゆる手段でリンク解除を試みましたが、未だに解除できていません。今回下落したサイトの現状をチェックしておき、今後の順位推移を追いながらどのように変化していくのか追って行きたいと考えています。
「キャッシング」で下落したサイトに対して、私がチェックした一部をご紹介させていただきます。
「キャッシング」クエリワードにて、8月19日に1ページ目上位から10位へ下落、その後9月10日から100位圏外で推移しています。10月7日現在も100位圏外です。
・Googleのリンクコロン検索
・サイテーション状況検索
・OPEN SITE EXPRORER
バックリンク内容をカテゴライズして保管、今後リンクが解除されるかどうか定期的にチェックを行う予定です。
本ブログでも最近はSEOで順位回復した事例をご紹介していますが、比較的新しいドメインであったり、外部施策がSEO会社や制御可能な自作自演のリンクといった形でリンク解除が可能な状態であるものが多く、今回のようにドメイン運営歴が長く、過去の外部施策が入り混じっているサイトが今後どのようになっていくのかというのは個人的に非常に興味があります。
もちろん、集客はSEOだけには限りませんので、リスティングやアライアンス的な取り組みによりサイトを十分に運営していくという判断を下し、SEO回復施策にてこ入れをしないという選択肢もあるでしょう。
いずれにしても過去大きな収益を上げていたサイトが下落する様を見ると自分自身に降りかかった悪夢を思い出し、何とか打開策がないかと考えてしまう次第です。
ねずみブログではある一点では仮説的に事象を捉えますが、その後の時間軸と共に変化していく状況もチェックしていき、差分分析からまた新たな仮説が生み出されるか繰り返し検証を行っています。全ての事象に当てはまるというわけではないことご了承ください。
事態に変化がありましたら、別途記事にてご紹介させていただきます。