新年あけましておめでとうございます。ねずみ小僧二号です。
昨年ねずみ小僧一号さんと共同でブログを開設させていただきました。至らぬ点も多々あったかと思いますが、皆様からご感想のメールを頂戴したり、意見交換させて頂いたり誠にありがとうございました。本年も本業の傍らとなってしまいますが、実業から得られた情報を共有させていただけたらと考えております。何卒よろしくお願い致します。
さて、新年最初の投稿は新年らしく?新年に関するキーワードについてご紹介させていただきます。
昨年、RettyのSEOでの躍進もご紹介させていただきましたが、ぐるなびさんが老舗の意地を見せてくれました。「忘年会 渋谷」、「忘年会 新宿」「忘年会 新橋」などのクエリワードで年末までしっかりと上位ポジションを取っていました。
現在の状況を各クエリーワードで見てみることにしましょう。
■忘年会 渋谷
■忘年会 新宿
■忘年会 新橋
いかがでしょうか?
SERPsの文言が新年会となっていますが、「忘年会」で検索しています。もちろん、「新年会 渋谷」、「新年会 新宿」「新年会 新橋」では以下のようになっています。
■新年会 渋谷
■新年会 新宿
■新年会 新橋
ぐるなびのSEO担当者の方のあっぱれな一面ですね。
忘年会も新年会も時期が変われど、忘年会だからこのお店、新年会だからこのお店という詳細情報まできっちりと切り分けられているわけではありません。
そこで、今回は同じページに対して、主キーワードの変更及びサイト内情報の変更を行っているというわけですね。
一度Googleにキャッシュされ、特定のワードで認識され、かつそのワードが上位表示されていたりするとSEO担当者としてはなかなかサイトを変更するのを躊躇したりしてしまいます。
確かに忘年会というワードを新年に検索する人はほとんどいなく、当該ワードでのアクセスは極端に減少するとは思いますが、同じページに対して「新年会」というワードに切り替えていち早くキャッシュさせ、新年の需要期にしっかりとオーガニック領域のポジションを取るというのはこれまでのナレッジと決断がなせる業だと思います。
忘年会と新年会のページを分けて似たようなページを作ったとしてもドアウェイページのように評価されるリスクもありますから、宴会ページは時期によって呼び名は変わるものであり、提供すべきコンテンツの本質はなんら変わるものではないというスタンスを明確化することによって、このような確度の高い施策を打てるのだと思います。
SEO不要論は出ては消え、出ては消えしていますが、このような事例を見ると社内でしっかりと戦略を立てて実行に移し、結果を出していらっしゃる方がいるのだと自分自身言い訳をせずに現状を正しく捉え、どのような打ち手を打ち、改善しながら進んでいかなければと新年早々良いモノを見させていただきました。
内部環境・外部環境共に変化していくと思いますが、その中でどのようなバリューを出していくのかを日々考えて業務に邁進していきたいと思います。
本年も皆様よろしくお願い申し上げます。