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ひょっとしてGoogleは<strong>と<b>の使い方を区別していたりするのでしょうか?

2013年10月22日 ネズミ1号:略称「T」
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film.png今日はパリのジョンマークさんからの質問。「やぁー。マット。SEOの観点からいうと<strong>タグと<b>タグの違いってあるのかなぁ?見た目では同じボールド表示するものなんだけれども、これって、状況によって使い分けた方がいいのでしょうか?」

matt:OK。よくありそうな質問でだね。実はメールを検索してみたんだけど2006年当時も同じような質問に答えていたんだ。でも、折角だから今日は最新のお答えをしましょう!とはいいつつも2006年当時の応えとなんら変わらないのですが...今風にちょっとした味付けも添えてお答えしますね♥



matt:以前と答えは同じなのですが、<b>タグも、<strong>タグもランキングやスコアリングそれからインデックスのされかたについて特に差はありません。全く同じものとして扱っています!これはイタリック表示に使う<em>や<i>についても同様です。ですから、どちらを使っても問題ないです。

matt:とはいいつつも今は2013年。2006年当時から本当に変わっていないの?うーん疑わしい。。。!と深読みして考える人もいるかもしれませんね。特ににhtml5という規格に関しては、さまざまな憶測が飛び交うのもなんとなく予測できます。特に<strong>とかは”HOT”だとか、”ここ↓強調!”といったニュアンスで好んで使う人もいるでしょう!ある人は、「見栄えだけの問題だから、ボールドでしょ!」とかまたある人は「いや、セマンティックな文脈でアトリビュートを兼ねるのならストロングでしょ!」とか薀蓄を語る人もいそうですね。

matt:はい、ちょっとしたおまけの議論でしたが、2013年度版の最新のお答えとしては、<strong>を使おうが、<b>を使おうが、私が知る限りGoogleでは問題ないので心配しないでください。イタリック表示の<em>や<i>についても同様です。

ただし、セマンティックなニュアンスで<strong>を使う云々などこだわりたいのでしたら私は特に止めはしません!

ネズミ小僧:HTML5というとdata attributeなど規定が加わり、ドキュメントの意味をより構造的にマークアップできるようにしようという流れもあるのも事実。セマンティックという点ではschema.orgなどはじめ構造化するような流れもありますしね。ボールド表示については、単なる表示のデコレーションの問題なのか、強調します!という意味ニュアンスをアトリビュートする問題なのか、まじめで神経質な人ほど悩んでしまいそうなのも分かりますが、少なくとも、2006年当時から現在まで、Googleではどっちを使っても別に問題ないという回答という事なのですね。

まぁ、いってみれば「太字にする」という事は、イコール、「強調したい」という事は明白だろうし、「イタリックにするという事」は、イコール、「なにかしらの引用や、本文文節とはちょっとしたニュアンスを変えて表現している」事も想像はつきますね。ボールドとイタリックについては、本文の解釈:自然言語処理解釈と併用するこて、strongだろうがbだろうが別にGoogle的にはそんなのアテにしてないから考える必要ないよ!ということなのかもしれませんね。。。と勝手に想像してみました。

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