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インハウスSEO担当者として企業に何を残せるか!自社の強みをサイトで表現するためにやるべきこと

2013年12月13日 ネズミ2号:略称「M」
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こんにちは。ねずみ小僧二号です。

最近は一時期に比べSEO会社による営業電話が少なくなってきたのですが、何件かお話しを伺っていると以前の提案内容から変化しているのに気づきます。

従来の外部リンク施策の提案もまだ若干ありますが、それ以外の提案では下記の3つくらいに分類されるでしょうか。

  1. ソーシャルソーシングを利用した記事調達支援
  2. 内部施策のみを行うコンサルティング支援
  3. 企画からエディトリアルまで一括のコンテンツ制作支援

どの提案もパンダアップデートやペンギンアップデートなどのGoogleの動向を考慮した提案内容となっています。

今日はその中で3番目の「企画からエディトリアルまで一括で制作を請け負うモデル」のご提案を通じてインハウスSEO担当者として感じたところを綴ってみたいと思います。



一括請負制作の提案を受けてみることに

従来のインハウスSEO担当者は、主に外部のSEO会社との窓口対応がメインの業務となっていたのではないでしょうか。それが今では各社様々な業務形態になっているものと思われます。

コンテンツ制作の企画からエディトリアルまで一気通貫で対応してくれるというのは非常に魅力的ですよね。

今回はぜひ提案だけでもということでしたので、企画からエディトリアルまでコンテンツ制作を請け負ってくれる会社のご提案を聞いてみることにしました。

以下、その提案の過程、社内で稟議が通るかどうかを思案したときの私の心情と共にお伝えしましょう。

SEO施策というよりはページ制作請負会社というイメージ

SEO会社というよりは、いち企画・制作会社がSEOという切り口を使ってページ制作を受注するというイメージが近いでしょうか。大手企業の実績を次々に挙げながら提案していただきました。コンテンツの企画内容もしっかりとしているし、ページも充実したものが出来上がると想像できます。

1ページごとに写真やインタビュー記事も交えて結構なボリュームになり、これがロングテールSEOに効果的だとのこと。

最後に制作費を伺うとこちらの予算とは大幅な乖離が。確かにそのコンセプトでリソースを割いて制作すれば、提示金額くらい掛かってしまうのもうなずけます。

ここで我に返り、インハウスSEO担当者として狙わなければいけないのは、きらびやかなページを作ることではなく、自社だから提供できるサービス・コンテンツを提供すること、ユーザーニーズに応えつつページを作り上げていくことだと想いを新たにしました。

やはりアウトソースは確固たるサイト戦略が先にあるべき

いわゆるコンテンツを主体とした施策を行っていくのであれば、情報資産価値は、コンテンツ制作スキーム(重要な要素は高品質、投資対効果に見合う費用、効率化・スピード)を作り上げることに他なりません。

お金を出して綺麗なページを制作するのは大手企業がとることができる戦略であり、中小企業では小さな投資でまずは実績を積み、行けると判断したらブーストを掛けてレバレッジを効かせるというやり方でいくしかなく、最初の段階から大きな投資はリスクが高いわけです。

そもそもユーザーにも響く重要なコンテンツというものは、サービスを提供している自事業が一番作ることができるわけであり、その主要なエッセンスを外部化するというのは的外れな施策なのかもしれません。

インハウスSEOとして自サイトに対し、サービス・コンテンツの充実化により、サイト価値向上を図ると決めたのであれば、社内でいかにしてそのバリューチェーンを構築できるかということが非常に重要なプロセスとなるわけです。

つまり、自社のサービスをウェブサイトを通してユーザーに広く伝えていくかそのために何をすべきで、それを実現するためにどのような体制を整え、どの部分はアウトソースし、どの部分は内部で対応するのかを決めることが重要です。

今回、外部の業者のご提案を伺いながら、ラクをしようとしてはいけないな・・・。まだまだ額に汗をかかなければと自戒の念を抱きました。

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