ピックアップ,最新動向,突撃!マット・カッツ

国別サイトのIPはドメイン毎にそれぞれの国のIPを割り振った方が有利なのでしょうか?

2013年12月19日 ネズミ1号:略称「T」
, ,
このエントリーをはてなブックマークに追加

film.png今日はドイツからの質問。「各国のユーザーに向け、言語別に多くのサイトを一つのIPアドレスで複数の異なる国別ドメインで運用しています。このような運用はGoogle的にはOKですか?それとも1つの国別ドメインには1つのIPを割り振った方がいいのでしょうか?」

matt:グレートな質問だね。理想を言うと、それぞれの国別ドメイン、例えば”.com"、".uk”、”.fr”毎に異なるIPアドレス、それも、米国、イギリス、フランス現地の国のIPアドレスで運用できたならば最高ですね。でも、一般的には、国別ドメインさえ持っていれば、Googleはその違いを判別することは可能です。ですので、理想をもとめて、複数の各国毎のIPに投資しなくてもOKです。



matt:僕らは、トップレベルドメインを非常に重要なインジケータとして見ています。ですので、お金がたくさんかかりまし、申請やら運用やら大変でしょうし、あまり無理な投資をするような心配をしなくても大丈夫ですよ。

matt:多くのドメインをひとつのIPで運用していても、トップレベルドメインを見ることで、どこの国に関連するなにがしかきちんと判断できるのでご心配なく。理想的となるようにお金のかかる方法をとっていただいても結構ですし、無理をせず、経済的に1つのIPで複数の国別ドメインを運用いただいても、差別などはしません。

ねずみ小僧:現在では、ネームサーバーやウェブサーバーを運営者が自ら設計してということはなかなかなくなったようにおもいます。レジストラのDNSを使い、ホスティングサービスを使うというのが一般的でしょう。それなりの規模の企業でも、クラウドサービスのノードを借り受けたり、自社で契約しているホスティングの一部にDNSを割り振ったりというようにですね。

今日のマットさんのアドバイスは、現在の状況に非常に則した応えだったとおもいます。昔はIPやらネームサーバーやらいろいろとSEO観点で考慮していたようにもおもいますが、今はそのようなインフラストラクチャーライクなことに手間のかかる投資をするぐらいなら、サイトの中身をきちんと運用してくださいね。ということなのでしょうね。

マットさん、解説ありがとうございました。

, ,


関連記事