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ニュースサイトなどで発生するちょっとした重複コンテンツについて、おすすめ対処を教えて下さい。

2014年01月09日 ネズミ1号:略称「T」
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film.png今日はコンピュータクラウスさんからの質問。「ニュースサイトなどでは、記事の抜粋など短い複製コンテンツが発生することがありますが、異なるドメインでその日の内に同じような複製コンテンツが生成されてしまうような場合、複製コンテンツとしてペンナルティを回避するためにやるべきことはありますか?」

matt:はい、ご質問いたただいたコンピュータクラウスさんは、ホワイトハットに熱心な方で、ニュースサイトを運営しているのですね!ニュースサイトでは、最新情報としてサマリーを掲載したり、短めの複製コンテンツのようなものが存在することってありますよね。おそらくそうした複製コンテンツを持ちたくないと心配しているのだと思いますが、一つの解決策としてcanonicalタグの活用を紹介しましょう。



matt:canonicalタグを使うことで、短い短編コピーが混在するような複数の記事群があったとしても、その記事の中でページランクを上手に引き継ぐ(分ける)ことができるのです。

例えば、あなたのサイトで何らかの理由で重複コンテンツが複数存在しているケースを考えてみましょう。短いものもあると思いますし、構造上たまたま発生してしまうものもあると思いますし、またニュースサイトなどでは、同じ事件やニュースに関連した記事などは内容や記事の中身が非常に近しいものも結果として出てしまうこともあると思います。こう言ったケースでは、canonicalタグを利用して、オリジナル記事のURLを明示しましょう。

matt:こうすることで、ニュースサイトなどで細切れ複製コンテンツが多数存在せざるえない状況であっても相対的に何かがオリジナルのコンテンツであるか、インデックスすべき記事を最終的に我々が把握することができるのです。

cananicalタグを上手に使いこなすことで、ニュースサイトのように同じようなトピック記事や短編トピックなどで同じように見える記事や部分的なコピー記事が混在する場合など、内部リンク構造を正規化することで構造が綺麗になるのです。また、こうすることで、あなたの大切なコンテンツがスパムとして認識される防衛策にもなりますよ。

ネズミ一号:ありがたいアドバイスありがとうございます。しかし、canonicalタグを使うのは難易度が高いというか、ニュースサイトのようなプロフェッショナルサイトでは、熟練した運営者により管理ができるだろうということでお薦めしているのだと解釈させていて頂きました。canonicalをきちんと理解して使うことで、混在する重複コンテンツっぽいページについても、リンク構造について、きちんと強弱が付けられ、デュプリケイトコンテンツとして認知される防止策になるということなのですね。

canonialタグについては、多用するのは好ましくないとか、クロスドメインについては、微妙だとか議論がなされていたと記憶していますが、本日の質問はある意味、質問者が運営している異なるURLでの重複コンテンツについての質問なので、クロスドメインなどについてもホワイトハットサイトとしてきちんと運営し真っ当に使うのであればcanonicalタグを使うといいということですね。

ただし、PRが高いドメインから恣意的に低い運営サイトへ301リダイレクトをするようなcanonicalの使い方などはやはりやらない方がいいのでしょうね。

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