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1ページの複数のパンくず表示をしても大丈夫ですか?

2014年03月20日 ネズミ1号:略称「T」
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film.png今日は遥々東京からの質問です。「私の運営するECサイトのアイテムは、複数のカテゴリーに所属するケースがあるのですが、こういう場合複数のパンくずをページに表示しても大丈夫でしょうか?これってGoogleBotを混乱させたりしますか?Googleは適切にこうした1:Nカテゴリーに所属するようあコマースサイトの構造を理解できるものなのでしょうか?」
matt:
とても興味深い質問ですね。はい、実際問題、ここ最近は、パンくずに関しては、一番はじめのものを上位概念のヒエラルキーとしてピックアップしています。そういう点では、カテゴリーやヒエラルキーの概念についてはできる限りシンプルにしてもらえるといいかもしれません。しかし、階層構造の中の複数のカテゴリーに所属するようなページがある場合は、複数のパンくずを順に表示することもありだと思います。



matt:実際、複数のパンくずがあることで場合によってはGooglebotがより良くサイトの構造を把握できるのもかもしれませんね。一般的には、よくみんながやっているようにパンくずは一つに集約してシンプルにしてもらうことを推奨していますが、分類する視点やヒエラルキーやカテゴリー設計をする際に複数のパンくずを表示する必要がある場合はそんなに心配しなくてもいいと思いますよ。ただし、20近くものカテゴリーに所属させるとなるとそのはちょっと?となりますね。例えば分類上2つか3つ位なら許容範囲内で合理的な分類方法なのではないかと思います。

matt:2つ3つのパンくずが一つのページにあっても害はないと思いますので心配しなくて大丈夫です。ただし、現時点では、一番最初のものをピックアップすることになりますが、今後はより深く全体的な構造を理解できるようになるかもしれません。ご質問ありがとうございました。

ネズミ小僧:ECサイトのカテゴリー設計は何かと難しいものだと思います。N:Nにするか、1:Nにするか1:1にするかでERの構造体と複雑度がが変わりますが、個人的には分類学的にきれいなツリー構造する方がやはり的を得ているように思います。ECサイトの場合、親として分類されるものがやはりあって、ターゲットやユーザー嗜好性・意図などに応じてブリッジするような設計は、バスケットやプリオアルゴリズムなどを活用した類似商品提示、このアイテムを見た人はこのアイテムをという手法がきれいでしょう。関連商品をクリックすると正規の親カテゴリーに所属する流れのパンくずが表示されるという感じです。このアイテムの分類はよくわからないから何でもかんでもN:N的な発想で結果的グーグルがindexするリソースを増やすことにつながる設計は私が設計者であった場合個人的にはあまりやらないかもしれません。事実そういうリストページはインデックスされないようにも思います。例えばアイテム数が1000個でカテゴリーアーカイブ含め1万ページ規模のサイトであっても12800ページぐらいしか最終的にはインデックスされなくなるのではないでしょうか?
タグクラウドなどの多様についても、そうしたリストページがSERPs1ページ目に表示されていた場合、個人的には、not so usefull list that added not so many valueと評価しますのできちんとHubとして鏡ページ・インデックスページとしてのコンテンツがあり、かつリストという設計が望ましいでしょう。N:N的な発想でカテゴリーアーカイブを構築しようとした際に、アイテム登録時に単位カテゴリーを紐づけるだけでなく、該当アーカイブページのサマリデータや情報、写真やガイド原稿なども書かなきゃならないとしたら、多分とても工数があわず、アーカイブindexは極力シンプルにという発想になるのではないでしょうか?逆に商品詳細ページに関連アイテム等を掲載するロジックを実装して、LPからの周辺ニーズをとらえてROIを上げる施策の方が投資としては的を得ているようにもおもいました。
本日のビデオでは、2、3個までのパンくずならば許容範囲ということですが、現状は一番はじめのパンくずをピックアップするようですね。

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