ピックアップ,最新動向,突撃!マット・カッツ

購入予定の中古ドメインの素性の調べ方について教えてください

2014年04月23日 ネズミ1号:略称「T」
, ,
このエントリーをはてなブックマークに追加

film.png今日はウォーリーさんからの質問です。「レジストで購入したドメインが過去にGoogleでトラブルがあったドメインだってチェックする方法を教えてください。最近買ったドメインがインデックスされてませんでした。結局再審査リクエストを出す羽目になったのですが、こうしたことを事前に回避する方法について是非おしえてください!」
matt:
はい、グレートな質問ありがとう!
matt:ドメインについては、つねに2つの選択肢がありますね。一つ目はフレッシュドメインを買ってスタートする選択、2つ目は誰かが以前使っていた中古ドメインを買う選択ですね。今回の質問は、こうした中古ドメインに過去に偽りの履歴がないかどうやって調べるかという質問ですね。いくつか方法がありますので簡単に紹介しましょう。



まずは、「site:ドメイン」と打って検索してみてください。

まだそのドメインがコンテンツをもっているのに、何もインデックスされていない場合はバッドサインとして受け取ってください。

そのドメインがすでにParkedDomain(工事中とか)となっている場合は、検索結果には表示しないようにしていますが、往々にしてsite:と打って結果がゼロだった場合はバッドサインだと疑ってみてください。

matt:もっと簡単な方法として、その中古なドメインネームをそのまま検索してみるのもいいでしょう。ほげほげ.comの一部を削ったりしてもOK。もしそのドメインが過去に悪さをしていたとしたら何かしらのログが残っているかもしれません。つまりそのドメインについて人々がどんなことを話しているのかを探ってみるのですね。例えば、こんなメールアドレスからこんなメールが来たんですとか..俺のブログにこのドメインからスパムなコメントが来たんだよ..とか、だれかがどこかに投稿しているかもしれませんしね。簡単な方法ですが、そのドメインのレピュテーションなどもこうすることで見ることができるのです。

matt:その他にやるといいのは、インターネット上にアーカイブされているデータを活用する方法ですね。archive.org(アーカイブドットオルグ)って便利なサイトがあるのですが、このサイトのWaybackMachineは、ドメインを入れてbrowsehistoryを見ると過去にどのようなページ構えをしていたかを時系列でみることができるんです。過去のサイトをみてスパミーだと感じたらそれはバッドサインです。(中略)とくに自動生成されているようなコンテンツサイトみたいなやつだったら要注意ですね。

matt:どうでしょう。もう一つの裏ワザですが、そもそも中古ドメインを前のオーナーから譲りうけようとしている場合は、GoogleアナリティクスのデータやWebmaseterToolのデータをスクリーンショットでもいいので見せて!とお願いしましょう。どんなメッセージがきているかとか、サイトのトラフィックが突然下落していることがないかなどチェックしてみるのは非常に有効です。

まぁいろいろやってもそういうドメインにひっかかってしまことはありうるのですが、そういうケースでも心配はいりません。ドメインをきれいにして再審査リクエストを出してゼロからスタートするってのもありです。

ただし、ひとつその前に心に手をあてて考えてみてくださいね。

あなたは、そのドメインをなぜ手に入れようとおもったのか?

「そのドメインの名前が気に入ったから」
「コンテンツがほしかったから、もしくはバックリンク資産を手に入れたかったから」

どうでしょう?仮にあなたが、リンク資産がほしいという動機でそのドメインを手に入れたとしたら、多分がっかりすることになりますのでご注意を。グーグルではオーナーが変わった時のバックリンクはキャリーオーバーしないようにしているからです。

それから、前のオーナーがスパムをやった場合は、disavowツールでバッサリ全リンクを切る申請をしてフレッシュスタートを切ってくださいね。

matt:どうでしょうか?実はこんな簡単な方法をちょっと行うことで、中古ドメインが病んでいるのか、スタートを切るのに素晴らしいドメインなのか知ることができるのです。参考になりましたでしょうか?

ねずみ小僧:waybackmachineなどいついては、parkeddomainがジャックされてたりして、indexされるようなスパムなどにも皆さん参考としていたように思いますが、分かり易説明でした。

そもそもなぜ、中古ドメインを買おうとするのか、不純な動機がないかまずは考えてみるといいでしょう。ディスアボウツールでリンクをバッサリやっても、昔に比べればバッサリ、ドッサリ(なんかCSの健康食品みたいですが.)すると早めにゼロスタートが切れるようになっているようですが、それでも、再審査には時間がかかるケースも想定されるので、まっとうな事業会社のビジネスドメインとして使うようなことをお考えの場合は、リスクがあるということ認識しておいた方がいいのかもしれません。

, ,


関連記事