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ペンギンアップデート2.0以降も外部リンクを売る悪質SEO業者が後を絶たない

2013年06月11日 ネズミ2号:略称「M」
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Googleのスパム対策スポークスマンであるマット・カッツの予告通り、2013年5月23日(米22日)にペンギンアップデート2.0が導入されました。ペンギン2.0の一つにスパムノード化しているリンクネットワーク事態の評価を下げるといったことが挙げられており、外部リンクを購入していた事業会社にとってみれば、ヒヤヒヤもので待ち構えていたかと思います。その後状況はいかがでしょうか?



ペンギンアップデート2.0は大きな動きはなかった?

なぜ、「ペンギン2.0は想定より大きくなかった」といった見解に至るのか私の考えでは、大きく下記2点がポイントになると思います。

1点目はBigワードにてドメインごと圏外にぶっ飛ぶといった派手な動きがあまりなかったこと、2点目は明らかにブラックハットの手法を用いたサイトにも関わらず依然として上位表示されていることが挙げられます。

職業柄私もSEOの競合度の高いワード群の変動を日々ウォッチしていますが、実はトップ10内でポジションを取っていたサイトが2ページ目、3ページ目に下落しているのが散見されているのです。

一見、大きな動きには見えないかもしれませんが、事業会社のSEO担当者にとってみれば、まさに「ヤバイ!」の一言です。ご経験のある方は共感いただけるかと思いますが、Bigワードの1ページ目と2ページ目とでは、アクセス数に雲泥の差があるのです。

気の毒なインハウスSEO担当者の実情

おそらく、6月6日(米5日)の中規模な変動後も含め、2ページ目へ下落してしまった会社では、こんなやり取りがなされているのは容易に想像できます。

担当者:「部長(汗)、○○○というワードで、7位から15位に下落しました。
     ペンギンアップデート2.0の影響で下落したようです。」
部長:「で、どうするんだ?」
担当者:「動きが落ち着くまでしばらく時間がかかるかと思います。      引き続き状況を調査いたします!」
部長:「分かった、何か分かったら教えてくれ!」
しばらくして。
部長:「▲▲君、その後状況はどう?アクセス数が激減しているようだけど...、     どんな対策を打つのか?」
担当者:「は、はい(汗)。(おそらく□□□会社のSEOリンクが怪しいな...)      どうしよう。。。」

こんな状況では、藁をもすがりたいお気持ちよく分かります。そんな時だからこそ、悪質なSEO会社の餌食にならないように、十分お気を付けください。

SEO会社暗躍の手口

「ペンギン2.0が導入されましたが、SEOのほういかがでしょうか?」とのイントロから入り、「コンテンツが重要と言っていますが、やはり外部からのリンクが無いと上位表示はされないんですよね。検索結果をご覧になればお分かりかと思いますが、」

「でも、ブラックハットなSEOはアルゴリズムで駆逐されていくんでしょ?」

「いえいえ、今回のペンギン2.0は大方の予想に反して、実に小規模な変動でして、リンクを買っているサイトがまだ上位に表示されているんですよ。問題ないようにリンクを張り付けていけば、大丈夫なんです!、弊社の外部リンクはオリジナルコンテンツでIPアドレスが分散ホゲホゲ」と始まります。

事業会社のSEO担当者であれば、いついつまでに○位に上昇など特定のキーワードでの順位がKPIに設定されていることが多々あり、これと言ってどんな施策をすればいいかなんて分からないから、このような説明を受けるとついつい、この施策いいんじゃないかって思ってしまうのも無理はありません。

まだまだペンギン2.0は序章です。マット・カッツも言っているように、今後取り締まりのアクセルを踏んでいくのは目に見えています。今、ペンギン2.0から逃れられていたとしても、時間の問題です。

悪質なSEO対策会社にお金をふんどられるようなことがないようにしてください。

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