これからのSEO -理論篇-

2.1サーチリザルト上での競合分析(実践)

2013年06月08日 ネズミ1号:略称「T」

このエントリーをはてなブックマークに追加

競合分析データは基礎データとしてDB化&メンテナンスせよ!
メンテナンスすることで戦略資産作るつもりで作業しよう!

サーチリザルト上での競合分析→競争要因の抽出。日々KPI/KGIを追う中で、この作業は一見不毛な作業と思われるかもしれませんが、この作業を誤ると、これから投資する稼動やお金が全て無駄になるくらい最も重要な作業です。

<具体的な進め方>
具体的にどう進めるかというと、対象となるクエリワードについて、利用者がどういった意図で検索しているかを考えながら、サーチリザルト上で1ページ目に掲載されているサイトについて実際にクリックしてサイトの隅々までどういったサイトであるか確認していきます。その際個々のホストのページランク、バックリンク数、ドメインエイジなども合わせて確認し、エクセルなどでデータベースとして扱えるように整理しておきましょう。



■競合分析表(例)

分析項目確認内容
Target QW ターゲットとするキーワード
QW Interpretation サーチリザルト上でどう解釈されているか読み解けた内容
Evaluation for Search Result Position 個々のサイトがどう解釈され、当該ポジションにいるか推測できる内容を記載
Upper Host Recognition Type マーケット的に当該サイトの上位ホストがどういったポジションとして認識されているか解釈した内容を記載
QW意図競争要因 当該サイト、ページが当該順位に存在する主たる要因を競争要因として記載
プレイヤー(企業名) そのサイトを運営している企業やプレイヤー種別を記載
特徴(USP) そのサイト、ページがどういった特徴をもっているか記載
ページタイトル タイトルタグ内容を記載
URL 順位に食い込んでいるURLを記載
ドメインエイジ ドメインエイジをWhoisなどで調べて記載
ページランク ページランクを記載
バックリンク数 バックリンク数とどういった種別リンクを持っているか簡潔に記載
想定トラフィック数 KWアドバイスツールや自社のトラフィック分析ツールなどから類推してUU数やPV数をはじき出して記載
想定収益額 自社マネタイズモデルに合わせて自社観点での想定収益額を記載

※ドメインエイジの調べ方、バックリンク数の調べ方、ページランクの調べ方は別途こちらより勉強してください。

この表を見てみると気づくと思いますが、セグメンテーションを切る際の4R(優先順位:Rank、測定可能性:Response、規模の有効性:Realistic、到達性:Reach)がきちんとカバーされているのがお分かりになると思います。

上記のような表形式でDB化しておくと、自社がどのあたりを狙うのか方向性を定める際に、どういった競争要因があり、どういったポジションでサイトやサービスを改善すれば良いかが一目瞭然となりますので、企画立案時に非常に役に立つ資料となるはずです。

| コメント(0)


関連記事