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良いサイトなのにSEO順位下落!「太陽光発電」情報サイト一寸の心の隙を突かれたか?!

2013年06月17日 ネズミ2号:略称「M」
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長期に渡り事業会社のSEO担当をしているとGoogleのアルゴリズム更新や手動ペナルティ(マニュアルアクション)の結果にあっと驚くことが多々あります。今回も「太陽光発電」というBigワードで下落したサイトを目の当たりにし、マジ?!と疑いの念が晴れません。一日二日したら、元の位置に返り咲くのかと思いきやもうかれこれ2週間が経とうとしています。なぜ私が驚いているのかといいますとそのサイトとても良いサイトだったのです。



良質なサイトは研究対象としてブックマーク

職業柄自分が担当しているジャンル以外のサイトも常々チェックしており、「良いサイトだなぁ」、「参考になるなぁ」と思うサイトはブックマークして定期的にどのようなサイトに進化していくのか研究対象として楽しみにしていました。

今回下落してしまった「太陽光発電のサイト」もとてもよく出来たサイトで、常に「太陽光発電」でSEO1ページ目上位にポジションを取っていました。

テーマ性に沿ってユーザー視点を外さず、専門性もあり最新の情報も適宜更新されていました。いわゆるストック型コンテンツとフロー型コンテンツのバランスがよく、「太陽光発電」では新参者のサイトなどを蹴散らし、まさに横綱相撲を取っている感じでした。

4,000ページ強の真面目なページたちはこの事態をどう思っているのか!

改めてサイトのヘルスステータスを見てみると、Googleのインデックスページ数4,000ページ強。

solar_2.jpgGoogleに認識されているページはGoogleの検索窓に「site:ドメイン名」を入力して検索すればTotal数が分かります。

太陽光発電に関する基本情報、Q&A、お客様の声、最新TOPICSから有知識者のコラム記事などで成り立っています。外部リンク数はOPEN SITE EXPOROREで1,500件、それほど多いとは感じなかったので実際にどのようなリンクが張られているかチェック。

しかし、4,000ページ強も真面目にページを制作してきたのにも関わらず、一寸の心の隙で機会を失ってしまうのでしょうか。

タイミング的にペンギンアップデート2.0の影響か?

今回の下落のタイミングをみると外部リンクの不自然さを挙げざるを得ないでしょう。確かにOPEN SITE EXPOROREで外部リンクをチェックしてみたところ、SEO業者による作為的なリンクを発見することができました。しかし、一方で、良質のリンクも数多く得ているのも確認できました。

この事例から、たとえ良いサイトであっても不自然なリンクがあれば、ペンギンアップデートの餌食になってしまう可能性があるということがお分かりいただけるかと思います。

良いサイトであれば(作為的)リンクを貼っても大丈夫ですよ。サイトというものは良いリンクだけでなく悪いリンクというものも少なからず付くものですから。もう少し外部リンクを追加することで、上位表示が可能になるんですよ。」といった悪質なSEO業者の誘い文句に乗らないように注意してください。

上位表示まであと1歩というところまで来ていてもう一押しが欲しいとき、SEO会社に依頼したくなる衝動に襲われるかもしれません。しかし今回の事例を大いに参考にし、ホワイトハットSEOを貫いてください。今回下落したサイトは、外部リンクを精査し、Disavoiding Link Toolを使ってぜひ回復してもらいたいものです。

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