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SEO内部対策ツール「talabagani.jp」(タラバガニ)の使い方

2013年08月22日 ネズミ2号:略称「M」
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devo社が提供している「talabagani.jp」をご紹介します。

本ツールは、SEOの内部対策ツールということで、特定キーワードのマイサイトとTOP10サイトの「タイトルとURL」、「Meta keywords・Meta description」、「h1タグ」の他、キーワード出現数などの付帯情報も自動で取得できます。

インハウスSEO担当者として、自サービスが狙うセクターにおいて、現在上位表示されているサイトを徹底的に調査することは重要な業務です。meta的な情報を効率的に取得することができますので、このようなツールは有効活用したいところです。



「タラバガニ」ワードでの調査例

それでは、「タラバガニ」というワードで実際に調べてみましょう。

talabagani_1.jpg

「 タラバガニ 」の内部対策状況

まず、内部対策状況として1位~10位までの「キーワード出現数とキーワード出現率のグラフ」が表示されます。

talabagani_2.jpg

上位10サイトのキーワード関連情報

TOP10サイトのmeta情報が一覧表示されます。マイサイトURLを指定して実行すると表の一番上に自サイトの情報が表示され、比較検討することができます。

talabagani_3.jpg

解析情報

解析情報のタブをクリックすると、発リンク情報や形態素解析したキーワード出現に関するデータが表示されます。

talabagani_4.jpg

CSV形式でダウンロードが可能

解析結果はCSV形式でダウンロードすることが可能です。
talabagani_5.jpgCSVファイルですので、エクセルでファイル編集が可能となります。

当然のことながら、上位表示されているサイト群がどのようなタイトルを付けているかやどのようなキーワードを狙っているかなどの情報をチェックすることができるのですが、このデータの活用法はこれだけではありません。

実際に頭と手を動かし、調査データを拡充していくのです。

例として、整形したファイルに列を追加し、それぞれの項目に調査結果をメモ書きしていきます。ここでは、「プレイヤー(企業名)」、「特徴(USP)」という項目を追加してみました。
talabagani_6.jpg

各サイトの「特徴(USP)」は、取得したmeta情報を参考に、サイトを汲まなくチェックし特徴を記載していきます。

サイト・コンテンツ企画をする際に、競合分析したこの特徴を考慮することで、自サイトがターゲットセクターにおける優位性を保てるのか、それとも違う切り口でペネトレートしていくのか検討時に役立てることができます。

まとめ

環境は絶えず変化しています。Googleがクエリワードの解釈を変えただけでも順位変動があります(事例→)。

「SEO is dead.」や「SEOを意識しないのが一番のSEO」などと言われてたりしますが、従来のSEOという言葉の定義内で検索エンジンマーケティングを捉えるのではなく、データとして取得できるものを蓄積し分析対象とする、そして自社のコアコンピテンスを強固なものとし、外部要因(検索エンジンの動向、競合サイトの動向)を把握しつつ、限りある資源を有効に投下していくといったことが、今後の“SEO”には求められてくるのです。

SERPs上での競合分析についてはこちらの記事をご覧ください。

→サーチリザルト上での競合分析(実践)

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